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高等植物および藻類によるビスフェノールAの吸収機構の解明とその応用に関する研究(平成 15年度)
Research on metabolitesofbisphenol A in the high erplantsandalgae

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0303AF522
開始/終了年度
2003~2003年
キーワード(日本語)
ビスフェノールA,ファイトレメディエーション,藻類,吸収
キーワード(英語)
BISPHENOLA,PHYTOREMEDIATION,ALGAE,ABSROBTION

研究概要

ビスフェノールAは世界で年間50万トン以上生産されていると推定されており、環境中へ大量に流出しているが、河川中の濃度は放出後速やか減少する事から、河川中のバクテリアや藻類などによって、吸収あるいは分解されていると考えられているがメカニズムは不明である。これまでに高等植物がビスフェノールAを吸収し、グルコース配糖体(BPAG) にすること、ビスフェノールAの配糖化酵素 Glucosyltransferase (BGT) をコードする cDNA を3種類単離することに成功した。本研究では 3 種類の BGT cDNAを過剰発現する植物を作製することにより、どの遺伝子がビスフェノールAの配糖化に最も寄与しているのか明らかにするとともに、植物のビスフェノールA 吸収・代謝能力を改善する事を目的とする。また、河川中でビスフェノールAが速やかに減少する原因に藻類が関与しているかどうかを明らかにするため、藻類がビスフェノールAを吸収・代謝するのかどうか試験をおこなう。

全体計画

クローニングした3 種類の BGT の全長鎖 cDNA を過剰発現している組換え体を作成する。少なくとも20系統の藻類について、そのビスフェノールA吸収能を調査する。

今年度の研究概要

(1) BGT の全長鎖 cDNA をカリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーターと連結し、植物体内で過剰発現するように改良したコンストラクトを作製する。このコンストラクトをシロイヌナズナに導入し、BGT を恒常的に強く発現するようにした形質転換体を作製する。 (2) 緑藻、車軸藻、クリプト藻、珪藻、シアノバクテリア、ミドリムシ藻の中から日本の河川によく見られる代表的なものを培養し、培養液にビスフェノールAを加え、培地中のビスフェノールAが吸収されるかどうか調べる。

課題代表者

中嶋 信美

  • 生物・生態系環境研究センター
    環境ゲノム科学研究推進室
  • 室長
  • 農学博士
  • 生物学,農学,生化学
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担当者

  • 笠井 文絵