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海洋における溶存有機炭素中の放射性炭素測定に関する研究(平成 15年度)
Measurement of radiocarbon in dissolved organic carbon (DOC) in seawater

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0303AF483
開始/終了年度
2003~2003年
キーワード(日本語)
放射性炭素,溶存有機炭素,炭素循環,加速器質量分析法
キーワード(英語)
RADIOCARBON,DISSOLVED ORGANIC CARBON,CARBON CYCLE,ACCELERATOR MASS SPECTROMETRY

研究概要

海洋における炭素循環過程を解明するにあたって、海洋中の生物活動を無視することはできない。そこで海洋中の有機態炭素の挙動、特に海水に溶解して存在する有機態炭素(DOC)の挙動を解明するためにDOC中の放射性炭素を測定し、海洋に取り込まれてからの経過時間を算出することから、海洋におけるDOCの滞留時間を推定する。

全体計画

DOC中の放射性炭素(DOC-14C)測定については、Druffel et al.(1989)のUV酸化法による前処理方法が広く知られている。彼女らは近年、東部北太平洋及び西部北大西洋の数観測点でDOC-14Cの鉛直分布を報告し、深層水中では海域によらず一定で、その寿命は約5000年と見積もった。本研究では、1) 彼女らが提案したDOC-14C測定の前処理法を忠実に再現し、方法に化学的な問題がないかどうかを検証し、2) 日本原子力研究所(原研)が北西部北太平洋と日本海で採水した試料ならびに本年白鳳丸で採取予定の試料を測定し、彼らの主張が比較的高生産域である北西部北太平洋や黄砂の影響を受ける日本海にも当てはまるものかどうか確認する。

今年度の研究概要

1) 原研において製作された前処理装置を移設し、疑似海水ならびに海水試料を用いて当該装置のDOC酸化効率を確認する。 2) 本年10月実施予定の東京大学白鳳丸研究航海に参加し、北西部北太平洋上の数観測点にて鉛直的な試料の採水を行う。 3) 前年度までに原研が採取した日本海試料とともに処理を行い、加速器質量分析装置により試料中の14Cを測定する。

備考

共同研究機関:日本原子力研究所むつ事業所
外川織彦

課題代表者

荒巻 能史

  • 地球環境研究センター
    炭素循環研究室
  • 主任研究員
  • 博士(地球環境科学)
  • 化学,地学,水産学
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担当者