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化学輸送モデルを用いたオゾンの輸送過程に関する研究(平成 15年度)
A study on ozone transport processes using chemical transport model

予算区分
KZ その他公募
研究課題コード
0203KZ424
開始/終了年度
2002~2003年
キーワード(日本語)
亜熱帯西太平洋,オゾン極小,輸送過程,化学輸送モデル
キーワード(英語)
TOMSSUBTROPICAL WESTERN PACIFIC,OZONE MINIMUM,TRANSPORT PROCESS,CTM,TOMS

研究概要

モントリオール議定書に基づいて、地上から放出されるフロンガスの量は最近減少し始めているにも関わらず、南極や北極で毎年起こっているオゾンホールが弱まる傾向は今のところない。この極域のオゾン破壊は、隣接する中緯度へもオゾン量の影響を及ぼすことが知られている。また、本来極域のオゾン破壊とは無関係と考えられる場所でも、短期間ではあるがオゾン全量の減少の事例が近年報告されている。本研究では、このようないわゆるオゾンホールが起こると考えられる場所と時期以外に起こるオゾン全量の減少現象について、その発生メカニズムをオゾンの大気中での輸送と光化学の両面から明らかにし、地球大気の変化の兆候をとらえることを目的とする。

全体計画

オゾンホールが起こるとされている時期・場所以外で近年オゾン全量が少なく観測された事例について、化学輸送モデルによる計算を行い、輸送によるオゾン減少効果を定量的に把握する。オゾンホール以外のオゾン全量の減少の事例のうち、輸送のみでは説明できない場合について、硫酸エアロゾルや極成層圏雲のオゾン破壊効果を導入した化学輸送モデルの計算結果を解析し、光化学反応過程および光化学反応-輸送過程の相互作用によるオゾン減少の説明を試みる。

今年度の研究概要

オゾンホールなど、極域における極成層圏雲による不均一反応が原因となって起こるオゾン減少以外のオゾン全量の減少の事例について、その変動の要因を特定するため、衛星観測によるオゾンデータを用いた時系列解析と、化学輸送モデルの結果との比較を行う。

課題代表者

秋吉 英治

  • 地球環境研究センター
    気候モデリング・解析研究室
  • 室長
  • 博士 (理学)
  • 物理学,地学,コンピュータ科学
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