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オゾン層破壊の長期変動要因の解析と将来予測に関する研究(平成 14年度)
Research on explanation of long-term trend and prediction of future change of ozone layer

予算区分
BA 環境-地球推進 A-1
研究課題コード
0204BA347
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
成層圏オゾン層,オゾン破壊,長期トレンド,数値モデル,温暖化,水蒸気
キーワード(英語)
STRATOSPHERIC OZONE LAYER,OZONE DEPLETION,LONG-TERM TREND,NUMERICAL MODEL,GLOBAL WARMING,WATER VAPOR

研究概要

成層圏オゾン層破壊物質である有機ハロゲン濃度の減少は成層圏においても認められるに至ったものの、現在の成層圏におけるハロゲン化合物以外の化学物質の濃度・分布はオゾンホール出現前の1970年代とは大きく異なっている。そこで本研究では、オゾン層破壊物質である塩素・臭素化合物の変動がこれまでの長期のオゾン層変動に与えた影響、CO2などの温室効果気体の増加が今後のオゾン層変動に及ぼす影響、成層圏水蒸気の増加の原因と水蒸気増大がオゾン分解反応に及ぼす影響、を明らかにする事を目的とする。

全体計画

1.成層圏プロセスを含んだ大気大循環化学モデル(CCSR/NIES AGCM)を用いて、CO2増加の有無の条件下で、今後のオゾン変動の数値実験を行い、オゾン濃度の減少幅、低濃度オゾンの継続期間、年々変動の振幅幅を解析し、CO2増大の影響を明らかにする。2.赤道域での水蒸気ゾンデを中心とした観測とその解析から、赤道域での水蒸気の増加トレンドの有無や成層圏への水蒸気の輸送過程の機構解明を行なう。水蒸気の増大がオゾン分解速度に及ぼす影響を評価する。3.中緯度成層圏でのエアロゾルや輸送過程の長期変動を観測データの解析から抽出する。また、3次元化学輸送モデルを用いて、中緯度オゾンの長期変動の再現実験を行うと共に、異なるハロゲンシナリオ下での数値実験を通して、フロン規制効果を調べる。

今年度の研究概要

1.CCSR/NIES AGCMを用いた緯度別のオゾンの季節変化のモデル計算結果をTOMSデータと比較し、再現性をチェックする。光分解に係わる反応コードの見直しや、大気球面効果について検討し、必要に応じて修正を行なう。
2.赤道域での水蒸気ならびにオゾン観測を行なう。HOxサイクルの再評価のため、HOxラジカルの光分解および不均一反応データの整備を行なう。
3.エアロゾル分布の長期変動を観測データから抽出する。3次元化学輸送モデルによる長期変動シミュレーションに向け、エアロゾルや気象要素の長期データを整備する。

課題代表者

今村 隆史

  • 環境計測研究センター
  • センター長
  • 理学博士
  • 化学
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担当者