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ヨシ原管理が野生生物および生態系機能に与える影響に関する研究(平成 14年度)
Studies on the effect of reedbed management on wildlife and ecosystem function.

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0204AF391
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
ヨシ原,管理,野生生物多様性,生態系機能,換気
キーワード(英語)
REEDBED,MANAGEMENT,WILDLIFE DIVERSITY,ECOSYSTEM FUNCTION,VENTILATION

研究概要

ヨシ原は、本来、河川の氾濫など不定期な撹乱により維持されていたが、治水による水量調節の結果、撹乱が減少し植生遷移が進行して、ヨシ原に適応した生物が減少している。本研究では、ヨシ原に対する人為的な撹乱が野生生物にあたえる影響を明らかにすることでヨシ原の生物多様性を維持するのに最適な管理手法を検討すると同時に、管理手法として確立しつつあるヨシ刈りがヨシ原の生態系機能へ及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。

全体計画

ヨシ原を複数の区画にわけて、刈り取り、火入れの処理を行い、放置した対照区と比較することで、ヨシ原管理が生息する鳥類および昆虫類の種類数、密度、植生構造に与える影響を明らかにする。また、ヨシ刈りや火入れがヨシの生育やヨシ原土壌の物理化学環境および生物地球化学的機能に及ぼす影響を明らかにする。

今年度の研究概要

1)ヨシ原の管理手法が生物多様性に与える影響の把握
冬季にヨシ刈りおよび火入れが行われたヨシ原を選び、植生・鳥類群集等の生物多様性に処置が与える影響を予備調査する。ヨシ原面積の異なる実験処理区を設定し、冬期に、火入れ、刈り取りの処理をそれぞれ2つの区画に行い、残りの1区画は手をつけず放置し、野生生物の反応をみる。
2)ヨシ刈りがヨシ原土壌の物理化学環境および生物地球化学的機能に及ぼす影響の把握
ヨシ刈り区と非ヨシ刈り区において地下茎及び根の呼吸活性を比較する。さらに土壌硬度、有機物量、酸化還元環境と生態系機能である表在藻類のバイオマス、光合成活性、埋設綿布分解法による有機物分解活性、窒素の無機化速度を比較する。

課題代表者

永田 尚志

担当者

  • portrait
    矢部 徹生物・生態系環境研究センター