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建物・街区・都市・地域の各規模にまたがる熱環境解析と環境共生都市の計画への応用(平成 14年度)
Thermal environmental analysis in each spatial scale of building, district, urban, region and its application to urban planning for eco-city

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0202AE375
開始/終了年度
2002~2002年
キーワード(日本語)
都市気候,都市計画,熱環境,環境共生都市
キーワード(英語)
URBAN CLIMATE,URBAN PLANNING,THERMAL ENVIRONMENT,ECO-CITY

研究概要

本研究では、従来のモデル計算の限界を超えて、建物・街区・都市・地域の各規模をまたぐ解析を行う手法を確立し、さらに都市計画的な手法への応用を行う。一方で系統的な観測により、モデルの検証を行うとともに、観測に基づく都市気候図の作成を行う。これらの研究を行うことによって、従来信頼度の低かった熱環境解析の信頼度を向上させ、この領域の研究水準を向上させるとともに、実際の環境共生都市の実現に向けての都市計画手法の有効性を明らかにすることを目指す。具体的には、建物の空調エネルギー消費の建物周辺熱環境に対する依存性を求めると同時に、建物からの人工排熱、建物内外の熱の出入りを街区規模のモデルまたは都市・地域スケールのモデル(メソスケールモデル)に入力することによって、建物における空調利用のフィードバック効果を評価する。また、都市内の建物電子情報をもとにして、未利用エネルギーの利用や地域冷暖房の利用が有効な地域を特定し、これらシステムの導入に伴う人工排熱量の変化を評価した上で気候モデルに入力する。一方、地域から都市、更に街区までの幅広いスケールに対応する都市気候モデルを用いて、都市内の用途地域計画、再開発、緑化などさまざまな規模の都市計画上の方策が熱環境にいかなる影響をもたらすかを評価する。これらのモデル計算の一方で、建物周辺、街区、都市内公園などにおいて観測を行い、人間活動がもたらす影響を把握し、モデル計算の検証に用いる。さらにこれらの観測計画から、都市内の都市気候マップを作成する。

今年度の研究概要

各種の熱環境シミュレーションの結果を実際の施策に応用することを考えたときの最大の弱点は、その結果の検証が十分になされていない点である。そこで、モデルの検証を目的とした観測を行う。一方で、モデルとは別個に観測結果を重視し、緑地や地形も考慮した都市気候マップの作成手法について検討する。

備考

東京大学との共同研究。研究代表者は花木啓祐(東京大学)。

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 社会環境システム研究センター
    地域環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
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