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大陸規模広域大気汚染に関する国際共同研究 (平成 13年度)
International collaborative studies on a wide-area air pollution of continental scale

予算区分
AG 特別研究
研究課題コード
0105AG108
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
長距離輸送, 大陸規模大気汚染, オゾン, 中部中国
キーワード(英語)
LONG-RANGE TRANSPORT, CONTINENTAL-SCALE AIR POLLUTION, OZONE, CENTRAL CHINA

研究概要

従来の我が国における広域大気汚染の研究は高々関東平野くらいのスケール(〜200km)のものであった。また大陸規模の大気汚染に関する研究は北米や欧州等の冷涼な地域のものがあるが、温暖・多湿な地域における研究はこれまでにない。東アジアでは人口の密集、温暖・多湿な気候、モンスーンの存在、硫黄酸化物がまだ多い中での窒素酸化物放出量の上昇など、北米・欧州とは大きな違いがあり、地域の特性を考慮した解析が必要である。本研究では、現在の中国で問題となっている硫黄酸化物系の大気汚染と、今後益々重要となってくるものと予想される窒素酸化物・光化学大気汚染系の大気汚染が混在する広域の大気汚染を観測、モデルの分野から研究し、中国をフィールドとした共同研究から、今後インドや東南アジアにおいても問題化すると予想される大陸規模の広域大気汚染の現象解明し、その管理・制御に資することを目的とする。

全体計画

13年度 観測地点の選定、観測開始、既存モデルのチューニング、地形データ等のインプット、発生源インベントリーデータを作成するためのエネルギー使用量等の県別データ収集を行う。
14年度 大気汚染物質の多点集中同時観測,中国におけるライダー観測、既存の大まかなインベントリーデータを用いたテストラン、問題点の抽出、モデル改良、中国の県別詳細発生源インベントリーの作成を行う。
15年度 大気汚染物質の多点集中同時観測、飛行機を用いた大気汚染物質の立体分布の観測、詳細インベントリーのインプットによる詳細解析と、地上観測データによる検証、社会科学モデルを用いた発生量変遷要因の実証分析を行う。
16年度 大気汚染物質の多点集中同時観測、中国におけるライダー観測、詳細インベントリーのインプットによる詳細解析と、航空機観測データによる検証、発生量変化シナリオを取り入れた大気汚染予測、社会科学モデルを用いた発生量変遷要因の実証分析を行う。
17年度 大気汚染物質の多点集中同時観測、モデルによる解析、管理・制御への提言、大気環境保全計画への適用に関する検討を行う。

今年度の研究概要

中国環境科学研究院の科学者と観測地点を選定し、観測を開始する。既存モデルのチューニングを行い、地形データ等をインプットする。発生源インベントリーデータを作成するためのエネルギー使用量等の県別データを収集する。

備考

共同研究相手方:中華人民共和国,環境科学研究院大気環境研究所,湯大鋼(所長)

課題代表者

畠山 史郎

担当者