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車載型機器による実走行時自動車排ガス計測・管理システムの実証(平成 13年度)
Establishment of on-board measurement system for automotive exhausts at actual driving condition

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0102BD302
開始/終了年度
2001~2002年
キーワード(日本語)
自動車排ガス, 車載計測, 走行動態
キーワード(英語)
AUTOMOTIVE EXHAUSTS,  ON-BOARD MEASUREMENT,  ACTUAL DRIVING CONDITION

研究概要

自動車排ガスに含まれるガス状、粒子状の各種大気汚染物質の測定は、従来、主にシャシーダイナモ装置を用いて行われてきたが、特殊・大型・高価な施設であり多くの車両について実測を行うのが困難なこと、実際の走行条件を完全にはシミュレートできないことなどの問題がある。本研究の目的は、1)これを補完、代替する手法として、車載型の排ガス計測機器に着目し、市街地走行による実測調査とシャシーダイナモ試験との比較による精度検証を行うことにより、現実の社会における自動車の使用実態に即した、より的確な大気汚染物質排出量の計測・管理手法を実用化することと、2)GPS(全球測位システム)や自動車の制御系から得られる情報の活用によって自動車の走行動態を計測・記録する技術と、排ガス計測技術とを組み合せることにより、走行動態と排ガス量の関係を詳細に解明し、局地汚染の発生機構の解明や地域の総排出量の推定・排ガス削減計画の立案、運輸事業者による排ガスの自主管理、運転者への教育・啓発等に資する情報を調査する、一連の車載型計測システムとデータ処理技術を実用化することである。

全体計画

13年度 シャシーダイナモ装置上で、車載型NOx計測装置と、従来型の排ガス計測装置を用いた並行測定を複数の車種について行い、相互比較により精度を検証する。また、車載型NOx計測装置または簡易型車載NOx計測装置と走行動態計測記録装置を10台程度の車両に装着して実市街地における長時間の連続測定を行い、さまざまな走行条件下におけるNOx排出量および走行動態を記録し、両者の関係を解析する。さらに、車載排ガス計測装置および車載型走行動態計測装置の精度向上について検討を行う。
14年度 前年度に走行動態計測記録装置によって得た多数の測定データをもとに実市街地走行パターンを設定し、これをシャシーダイナモ装置上で再現して排ガス計測を行い、前年度に車載型NOx計測装置で得たデータとの相互比較、精度検証を行う。走行動態とNOx排出係数の関係を前年度に得た多数の実測事例をもとに解析し、走行動態からNOx排出量を精度よく推定するための手法を開発する。車載型CO、CO2、HC、PM計測システムを搭載した試験車両を用いて、前年度にNOxについて実施したのと同様の方法によりシャシーダイナモ装置上での並行測定および実市街地での測定を行い、車載型機器による走行動態と排ガスの同時測定によって、走行動態と排ガス量の関係についての有用な解析が可能であることを実証する。

今年度の研究概要

シャシーダイナモ装置上で、車載型NOx計測装置と、従来型の排ガス計測装置を用いた並行測定を複数の車種について行い、相互比較により精度を検証する。また、車載型NOx計測装置または簡易型車載NOx計測装置と走行動態計測記録装置を10台程度の車両に装着して実市街地における長時間の連続測定を行い、さまざまな走行条件下におけるNOx排出量および走行動態を記録し、両者の関係を解析する。さらに、車載排ガス計測装置および車載型走行動態計測装置の精度向上について検討を行う。

備考

[東京都環境科学研究所、慶応義塾大学、中央大学、(株)数理計画、(株)堀場製作所との共同研究]

課題代表者

森口 祐一

担当者

  • 若松 伸司
  • 田邊 潔環境計測研究センター
  • 近藤 美則地域環境研究センター
  • portrait
    松橋 啓介社会環境システム研究センター
  • 上原 清
  • 松本 幸雄