ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

環境発がんにおけるメタロチオネインの生理学的意義 (平成 13年度)
Physiological meaning of metallothionein in the environmental carcinogenesis

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0002CD066
開始/終了年度
2000~2002年
キーワード(日本語)
環境発がん, メタロチオネイン, 遺伝子欠損マウス,
キーワード(英語)
ENVIRONMENTAL CARCINOGENESIS, METALLOTHIONEIN, KNOCK-OUT MOUSE

研究概要

ヒトにおける発がんの原因として、多種類の有害化学物質による環境発がんが問題となっており、環境発がん抑制の研究はがんの予防のために重要な研究課題である。種々の化学物質で誘発される腫瘍の発生が、メタロチオネイン(金属結合蛋白質)の誘導能を有する金属化合物の投与によって抑制されることが報告されているが、メタロチオネインの直接的な関与については明確にされていない。そこで、本研究では、メタロチオネイン-Iおよびメタロチオネイン-IIの発現を抑えたメタロチオネイン遺伝子欠損マウスを用いて、環境発がん感受性因子としてのメタロチオネインの重要性を明らかにすることを目的とする。

全体計画

12-14年度:以下の項目について検討する。
(1)化学発がんに対するメタロチオネインの効果:メタロチオネイン遺伝子欠損マウスおよびその野生型マウスに種々の化学発がん物質の投与を行い、各臓器での腫瘍発生の有無をマウスの腫瘍発生率やマウス1匹あたりの腫瘍数などを指標に、両マウス間で比較する。また、この時に発生した腫瘍の悪性度も両マウス間で比較検討する。
(2)化学発がん物質によるDNA損傷に対するメタロチオネインの効果:メタロチオネイン遺伝子欠損マウスおよびその野生型マウスに種々の化学発がん物質を投与して、DNA損傷の程度を両マウス間で比較する。
(3)化学発がん物質によるがん関連遺伝子の発現並びに変異に及ぼすメタロチオネインの効果:種々の化学発がん物質の投与によるがん遺伝子およびがん抑制遺伝子の発現並びに変異の有無をメタロチオネイン遺伝子欠損マウスと野生型マウスで比較する。

今年度の研究概要

メタロチオネイン遺伝子欠損マウスおよびその野生型マウスにDMBA、N-ethyl-N-nitrosoureaあるいは鉄ニトリロ三酢酸をそれぞれ投与して、各臓器での腫瘍発生の有無を、マウスの腫瘍発生率やマウス1匹あたりの腫瘍数などを指標に、両マウス間で比較する。また、この時、がん関連遺伝子の発現並びに変異の有無についても両マウス間で比較検討する。

課題代表者

遠山 千春