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夜間光衛星画像データDMSPによるアジアの地域別経済活動強度推定 (平成 13年度)
Estimation of regional intensity of economic activity in Asia using DMSP: satellite image data of nocturnal light on the earth

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0001CD262
開始/終了年度
2000~2001年
キーワード(日本語)
DMSP, リモートセンシング, 経済指標, 夜間光, アジア
キーワード(英語)
DMSP, REMOTE SENSING, ECONOMIC INDICATOR, NOCTURNAL LIGHT, ASIA

研究概要

一般的に途上国アジアにおいては地域別各種統計データの整備が遅れており、その入手・利用は困難である。また、既存の統計資料には信憑性のないものも多い。経済活動の度合を示す指標が必要となるが、LANDSATらよく知られた衛星画像からは、このような指標の作成が困難である。かかる問題について、地表面上の経済活動水準を把握する新しい手段として、米国軍事気象衛星DMSPにより撮影された夜の地球表面の光画像が有望である。夜間の光の強度は経済活動に伴うエネルギー消費水準と密接に関係していると考えられるためである。この夜間光衛星画像は、ナショナルジオグラフィックマガジン(1998)等で紹介され、近年その存在が有名になりつつある。しかし現在まで、アジア地域における夜間光衛星画像は、1時点分しか構築されていなかった。

全体計画

平成12年度は、アジア地域DMSPデータの検索と入手、アジアにおけるDMSPデータの画像処理、アジアにおける行政界別光強度・光総量時系列データセットの構築を行う。平成13年度は、アジアにおける光強度・光総量データと経済指標の相関分析、アジアにおけるグランドトゥルース、1997年アジア通貨危機の影響の検出を行う。

今年度の研究概要

今年度は、この時系列DMSPデータをより精緻に解析し、光強度と経済活動水準を対応させ、アジア地域における経済活動分布を予測モデル化し、当該地域の経済発展のあり方を討議したい。まず、行政界別光強度・光総量時系列データセットの地域別経済指標としての代替性を検討するべく、人口1人当たりGDP等、既存の経済指標統計の存在する地域について、光強度・光総量データとの相関を分析し、アジアにおける行政界別経済指標時系列データセットを試作する。また、アジアにおける行政界別経済指標時系列データセットより、大きな時系列変化を示す地域を抽出し、当該地域についての関連資料収集を行うほか、成果に対して現地研究機関からのレビューを受ける。さらに、1997年7月のアジア通貨危機後のデータセットを構築し、それ以前のデータセットとの比較を行い、通貨危機前後での光量変化の検証を行う。加えて、光量データとエネルギー消費の関係を明らかにし、仮に現在の光量を維持するためには、どれくらいのエネルギー消費が将来にわたり必要であるかを推測する。

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 社会環境システム研究センター
    地域環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
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