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水棲動物の生殖への作用メカニズムの解析 (平成 13年度)
Analytical Study on Influential Mechanism of Endocrine Disruptors to Reproduction in Aquatic Organisms

予算区分
KB JST
研究課題コード
9901KB057
開始/終了年度
1999~2001年
キーワード(日本語)
内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン), 有機スズ化合物, 巻貝類, インポセックス, 雌の雄性化, 作用メカニズム
キーワード(英語)
ENDOCRINE DISRUPTORS, ORGANOTINS, GASTROPODS, IMPOSEX, MASCULINIZATION OF FEMALES, INFLUENTIAL MECHANISM

研究概要

船底塗料などとして使用されてきた有機スズ化合物がごく低濃度で巻貝類に特異的にインポセックスと呼ばれる雌の雄性化を引き起こすことが明らかにされているが、その誘導・発現機構の詳細は明らかでない。これは巻貝類の生殖生理に関する基礎的な知見が不足しているためである。本研究では巻貝類の生殖に関する生理・生化学的知見の集積に努め、インポセックスと呼ばれる雌の巻貝類の雄性化現象をめぐり、有機スズ化合物がどのように作用するかの解析を行うことを目的とする。

全体計画

平成11年度 巻貝類におけるステロイドホルモンについて高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計などを用いて検索する。
平成12年度 巻貝類において性特異的に発現する遺伝子断片の検索をRT-PCR法などにより行う。
平成13年度 巻貝類の生殖巣等を用いてアロマターゼ及び核内受容体の各抗体による免疫組織化学的染色を行い、アロマターゼ及び核内受容体について検討する。

今年度の研究概要

前年度までの研究成果を踏まえて、特にイボニシを主たる対象として海産腹足類におけるステロイドホルモンについて、1)巻貝類のステロイド代謝能、2)検出されるその他のステロイドの種類、などの観点でさらに検討を進める予定である。またイボニシの生殖巣、付属生殖器官及び外部生殖器を用いてアロマターゼ及び核内受容体の各抗体による免疫組織化学的染色を行い、アロマターゼ及び核内受容体について検討する。

備考

本研究は科学技術振興事業団戦略的基礎研究における「内分泌かく乱物質の動物への発生内分泌学的研究」(研究代表者:岡崎国立共同研究機構・統合バイオサイエンスセンター教授 井口泰泉)のサブテーマの一つである。

課題代表者

堀口 敏宏

  • 環境リスク・健康研究センター
    生態系影響評価研究室
  • 室長
  • 博士(農学)
  • 水産学,生物学,解剖学
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担当者