定義:
複数のライフステージもしくは複数の物質取扱者にまたがる物質管理を確保・強化するために、あるライフステージに存在している物質がその後のライフステージへどの程度移
動したか、あるいはそれ以前のライフステージでどのような方法で取扱われていたか等の記録を追跡できるようにする手段。
トレーサビリティに用いられる情報には、物質存在情
報(ある物質がどこにどれだけ存在するかといった情報)や物質取扱情報(ある物質がどこでどのように取扱われているかといった情報)、識別情報がある。一方、トレーサビリティには
、それらの情報を収集・蓄積する仕組みや、それらの情報を当該物質もしくは当該物質に付随する物に記載する手段などが含まれる。トレーサビリティは広義の「情報伝達」に含まれるが
、トレーサビリティとそれ以外の情報伝達を区別して扱う。