2016年7月23日(土)に開催された国立環境研究所 夏の大公開2016において、社会環境システム研究センターでは、『未来の社会を大研究~くらしのエコを学ぼう~』と題して、様々な企画を実施しました。
2016年7月23日(土)に開催された国立環境研究所 夏の大公開2016において、社会環境システム研究センターでは、『未来の社会を大研究~くらしのエコを学ぼう~』と題して、様々な企画を実施しました。
今年は、7つの企画を実施しました。
・5分でわかる!地球温暖化
・あなたの未来は低炭素?~2050低炭素ナビ体験~
・免許皆伝?!家電省エネの技を極める!
・アニメで体験!未来のくらし
・エネルギー消費を「見える化」して二酸化炭素を減らそう!
・温度とくらしのふしぎな関係~身近な熱の世界~
・エコの花を咲かせましょう~ECOアクションツリー~
今年の新企画、「5分でわかる!地球温暖化」では、地球温暖化に関するクロスワードパズルや、○×クイズ、ワードサーチパズルを用意しました。温暖化の仕組みから、影響、対策(緩和策、適応策)などを説明したポスターを展示し、その中からパズルの答えを考えてもらうというものでした。子どもから大人まで参加していただき、皆さん真剣に取り組まれていました。
また、特に温暖化の影響(コメの収量の変化や、作物の分布の変化など)について示した、「かんきょうもんだいパズル」もたくさんの子どもたちに取り組んでいただきました。
2050年に日本がどのような社会になっていそうか選択式の質問に答えていって、回答者が考える2050年の日本がどれくらい低炭素かを知ることが出来るコーナーです。
10代から70代まで、全部で116人に体験していただきました。
高校生以上を想定した大人向けの企画でしたが、果敢に挑戦して大人顔負けの知識を披露してくれた小学生も多く、環境問題への意識の高さに驚かされました。
低炭素ナビは、下記のリンクから、いつでも体験できます。是非一度、触ってみてください。
リンク:2050低炭素ナビ
ここでは、家電の消費電力をその場で測定し、見比べながら、省エネの技について解説しました。新しい冷蔵庫は、古い冷蔵庫よりも消費電力が低い様子や、扇風機の風量やテレビの明るさの違いにより消費電力が大きく変わる様子を実際に操作しながら確かめていました。
また、貝合わせをしながら省エネの手法とその効果を勉強できる「省エネ貝合わせ」も体験してもらいました。
未来のまちの様子や、そこでのくらしの様子を表したアニメを操作できるコーナーです。この他にも、同じ空間でも交通手段別に必要とする面積や二酸化炭素排出量が異なることを示した模型の展示や、「あなたが大切にしたいもの」についての調査なども行いました。
インドネシアのボゴール市や国環研の所内で、電力消費量をモニタリングする取組みがあります。モニタリングした結果をリアルタイムで確認したり、分析を行ったりすることで、無駄のないエネルギー消費への移行を促すことが目的です。今回は、プロジェクトについての紹介をすると共に、その場で家電を使ってモニタリングの様子を見てもらいました。
赤外線サーモカメラを使って、いろいろなものを観察してもらうコーナーです。窓を開けた時と閉めた時、缶の銀色の部分と黒く塗った部分で、それぞれ赤外線が物の表面で吸い込まれたりはね返されたりする様子を実際に見てもらいました。
企画を通して学んだことや、自分のエコアクションとして実践していきたいことを書いてもらいました。
また、今回は、去年集まった300個以上のエコアクションから12個を厳選し、それらをメッセージとして刻んだエコアクションえんぴつをプレゼントしました。
今年もたくさんの方にエコアクションを書いていただきました。合計なんと536人!
今年のエコアクションを一部紹介します。来年のエコアクションえんぴつにどんなメッセージが採用されるか、楽しみにしていてください。
今年大公開にお越しいただいた人数は、所全体で5000人を超えました。社会センターの企画にも、子どもから大人までたくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。 来年も是非お越しください!