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2016年11月16日

空家の地域内分布に関する現況および将来推計

石河正寛、松橋啓介、有賀敏典、金森有子、栗島英明

論文情報

空家の地域内分布に関する現況および将来推計

著者:石河正寛、松橋啓介、有賀敏典、金森有子、栗島英明
発表年:2016
雑誌名:都市計画論文集,Vol.51,No.3

キーワード

空家,1kmメッシュ,世帯数変化

概要

人口減少に伴う空家の大量発生が懸念されています。本研究は自治体による空家対策等計画の策定に資するデータとして、現況および将来の空家分布を全国1kmメッシュ単位で把握する方法を考案しました。建物ポイントデータの住宅数と国勢調査の世帯数の差分が住宅・土地統計調査の空家数に相当すると想定し、建物ポイントデータにもとづく住宅数が住宅・土地統計調査の住宅数と近い値になるように対応付けることを通じて、住宅・土地統計調査の空家数を1kmメッシュ単位の解像度で近似的に再現することを可能にしました(図-1)。本研究の手法を用いて千葉県を対象に現況の空家分布を推計するとともに、今後の世帯数変化を考慮して将来の空家分布の推計を行いました(図-2,3)。その結果、県の東部の海岸沿いで空家率が40%を超える地域が連担して生じる恐れがあること、市域の中でも高齢化が進んでいる地域での空家化が進むことを図示しました(図-2)。

*図をクリックすると拡大表示されます。

図1 3次メッシュ別住宅数と空家数の推計方法
図2 2013年の空家率分布
図3 2035年の空家率分布