GOSAT-2 CG

温室効果ガス観測技術衛星シリーズ
研究公募

2009年1月に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は10年目を迎えた現在も順調に観測を行っています。2018年10月29日にはその後継機である温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)も打ち上げられ、2019年2月より定常運用を行っています。このような背景をふまえ、GOSAT、GOSAT-2の両衛星のデータを用いた研究を対象とした「温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募(第2回)」を実施することになりました。

今後GOSATやGOSAT-2のデータを利用した研究を実施したいと考えている研究者の皆様は、以下の公募要領等をご熟読いただき、以下の期日までに研究提案書等を温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募事務局までお送り下さい。

  • 公募開始:2019年10月21日(月)
  • 提案締切:2020年1月3日(金)
  • 採否通知:2020年3月6日(金)以降

第2回温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募にご応募頂きありがとうございました。応募のあった研究提案については、温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募選定・評価委員会が専門家の査読に基づく審査を行い、環境省、宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所が三者として以下の8件の研究提案を採択し、共同研究を実施することを決定しましたのでお知らせ致します。

研究代表者 研究代表者の所属機関 研究課題名
校正分野
神山徹 産業技術総合研究所 (日本) 月校正によるGOSAT-2センサ校正の高度化
データ処理アルゴリズム分野
Zhao-Cheng Zeng University of California, Los Angeles (アメリカ) Profiling aerosols using oxygen A-band measurements from GOSAT/GOSAT-2
Jochen Landgraf SRON Netherlands Institute for Space Research (オランダ) Application of the RemoTeC retrieval algorithm to GOSAT-FTS2 measurements and exploring the value of the 2.3μm band to CH4 retrievals.
炭素収支推定・大気輸送モデル分野
Avelino F. Arellano, Jr. University of Arizona (アメリカ) Inverse modeling of anthropogenic carbon sources using GOSAT CO, CO2 and CH4
Peter Rayner School of Earth Sciences, the University of Melbourne (オーストラリア) Methane budgets for Australia―Mapping Australia's methane emissions using GOSAT and GOSAT-2 Data
検証分野
谷本浩志 国立環境研究所地球環境研究センター(日本) Combined cargo-ship and passenger aircraft observations-based validation of GOSAT-2 GHG observations over the open oceans
小林拓史 山梨大学 (日本) 地上全天型天空輝度計のデータ処理アルゴリズムの開発・検証およびGOSAT シリーズの雲・大気エアロゾルプロダクトの検証
データ利用研究分野
Sujong Jeong Graduate School of Environmental Studies, Seoul National University (韓国) Satellite validation and monitoring of combustion efficiency in Seoul using GOSAT2 and ground observations

お問合せ先/研究提案書等送付先

〒305?8506 茨城県つくば市小野川16-2
国立研究開発法人 国立環境研究所 衛星観測センター

温室効果ガス観測技術衛星シリーズ研究公募事務局
Tel: 029-850-2966 Fax: 029-850-2219
E-mail: gosat-prj1[at]nies.go.jp
受付時間:10:00 ? 17:00(土日祝日を除く)