環境研災害研究Q&A_X4
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2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年。被災地ではいまも復興を目指して懸命の努力が続いています。しかし、地震と津波の被害に加え、原子力発電所事故という三重苦を背負った福島県では地域の復旧・復興を妨げる困難な課題が山積していることも事実です。放射線量の高い地域のみなさんが、再びわが家に帰って、平穏な一家団らんのときを過ごすことができるように…雑草に覆われた田や畑にゆたかな収穫の喜びが戻るように…風評被害に苦しむ海の幸の魅力が全国の人びとに分かってもらえるように…そして、地域の賑わいが新しい世代に受け継がれ、土地に根ざした文化や産業がいままでにも増して輝くように…わたしたち国立環境研究所は、被災地に寄り添いながら災害で傷ついた環境の再生と、新たな環境を創生するための調査・研究をとおして多くの被災地のお役に立ちたい、と願いながら活動しています。災害からの再生を「環境」の視点で支えたい。

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