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TAKAHASHI Kiyoshi
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高橋 潔
最終更新日時:2015年06月18日
氏名 高橋 潔 (たかはし きよし)
所属/職名 社会環境システム研究センター(広域影響・対策モデル研究室)/室長
研究課題 温暖化リスク評価・管理に関する研究(温暖化影響予測とその軽減に向けた適応策の検討)
学位の種類 博士(工学)
専門とする学問分野 土木工学,工学
専門とする環境分野 地球温暖化
自分の強みのキーワード 温暖化影響評価,適応,温暖化リスク,地理情報システム,気候シナリオ,統合評価モデル,IPCC,農作物生産性モデル
研究概要 私の研究課題は、気候変動により引き起こされる影響の推計、ならびにその影響を緩和する対策の評価のための手法開発です。影響評価の対象としては、水需給、農作物生産、人間健康を主としてとりあつかっていますが、統合評価モデルにおける温暖化影響推計の開発を分担しているため、その他の分野の影響評価についても興味を持って取り組んでいます。
 将来の気候変化シナリオのもとで、河川流量、水需要、農作物生産性が受ける影響を地理情報システムを用いたモデルによりシミュレートし、さらに経済モデルを用いてその影響の金銭的評価を行ないます。一部の影響に関しては、対象地域として全球を取り扱うことにより、貿易による調整を考慮した包括的な金銭評価が可能であることが特徴です。影響緩和の対策の効果は、それが適用された場合に回避することが出来る金銭的ダメージの量によって計量します。
 最近は、影響予測の不確実性の定量化について、気候モデル研究者らと密接に協力しながら取り組んでいます。
略歴 1973年山形県鶴岡市生まれ。1991年県立鶴岡南高等学校卒業。1995年京都大学工学部衛生工学科卒業。同年京都大学大学院工学研究科環境工学専攻進学(就職のため1996年に中途退学)。2003年工学博士(京都大学)。

1996年独立行政法人国立環境研究所(旧環境庁国立環境研究所)入所。社会環境システム研究領域研究員、同領域主任研究員、地球環境研究センター主任研究員を経て、2011年以降現在まで社会環境システム研究センター統合評価モデリング研究室主任研究員。
同期間に、東京工業大学非常勤講師(2000年〜2007年)、北海道大学大学院客員准教授(2010年11月〜2013年3月)、国際応用システム分析研究所(オーストリア)研究員(1996年10月〜1997年1月)、イーストアングリア大学チンダル気候変化研究センター(英国)客員研究員(2009年4月〜2010年3月)を併任。

研究所入所以降、アジア太平洋統合評価モデル(AIM)の開発に従事。現在は、気候予測と影響予測の連携強化に研究の重点を置いている。MA(Millennium Ecosystem Assessment:千年紀生態系評価)執筆協力者、IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書・第5次評価報告書代表執筆者を担当。
URL http://www.nies.go.jp/rsdb/vdetail.php?id=100053
所属学会 土木学会,日本リスク研究学会,環境情報科学会,環境科学会,科学技術社会論学会

個別研究課題 (7月以降は今年度分が下記に表示されています。全ての担当課題は こちら)
1620AA012:気候変動予測・影響・対策の統合評価を基にした地球規模の気候変動リスクに関する研究
1620AA013:世界を対象とした低炭素社会実現に向けたロードマップ開発手法とその実証的研究
1717BY005:平成29年度インドネシアにおける地方適応計画策定のための気候変動影響評価支援業務
1620AA051:世界及びアジアを対象とした持続可能シナリオの開発に関する研究
1620AA052:適応と緩和を中心とした地域環境社会統合的なロードマップ研究
1620SP050:統合研究プログラム
1618CD029:季節予報に基づく作物・エネルギー・経済モデルによる世界食料価格の予測精度と限界
1719BA010:パリ協定気候目標と持続可能開発目標の同時実現に向けた気候政策の統合分析
1519BA002:気候変動に対する地球規模の緩和策と適応策の統合的なモデル開発に関する研究
1519BA003:応用一般均衡モデルを用いた気候変動緩和策・影響・適応策の経済評価
1519ZZ001:気候変動の影響評価等技術の開発
1620AU004:気候変動戦略連携オフィス
研究成果(直近の5件を表示)
誌上発表
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Fujimori S., Kubota I., Dai H., Takahashi K., Hasegawa T., Liu C., Hijioka Y., Masui T., Takimi M. (2017) The Effectiveness of the International Emissions Trading under the Paris Agreement. In: Fujimori S., Kainuma M., Masui T., Post-2020 Climate Action: Global and Asian Perspective, Springer, 65-75

Takahashi K., Emori S., Fujimori S., Masui T. (2017) Risks from Global Climate Change and the Paris Agreement. In: Fujimori S., Kainuma M., Masui T., Post-2020 Climate Action: Global and Asian Perspective, Springer, 31-44

Fujimori S., Su X., Liu J., Hasegawa T., Takahashi K., Masui T., Takimi M. (2017) Implications of the Paris Agreement in the Context of Long-Term Climate Mitigation Goals. In: Fujimori S., Kainuma M., Masui T., Post-2020 Climate Action: Global and Asian Perspective, Springer, 11-29

藤森真一郎, 飯泉仁之直, 長谷川知子, 高倉潤也, 高橋潔, 肱岡靖明, 増井利彦 (2017) 気候変化による作物収量変化を通じたマクロ経済への影響. 土木学会論文集G(環境), 73 (5), I_397-I_405

Takakura J., Fujimori S., Takahashi K., Hijioka Y., Hasegawa T., Honda Y., Masui T. (2017) Cost of preventing workplace heat-related illness through worker breaks and the benefit of climate-change mitigation. Environmental Research Letters, 12 (6)
口頭発表
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Liu J., Fujimori S., Takahashi K., Hasegawa T., Su X., Masui T. (2017) Socio-economic factors and future challenges of the 1.5℃ goal. 2nd Global Conference on Theory and Applications of OR/OM for Sustainability, -, ( )

藤森真一郎, 飯泉仁之直, 長谷川知子, 高倉潤也, 高橋潔, 肱岡靖明, 増井利彦 (2017) 気候変化による作物収量変化を通じたマクロ経済への影響. 第25回地球環境シンポジウム, 地球環境シンポジウム講演論文集, 73(5), I_397-I_405

Fujimori S., Su X., Liu J., Hasegawa T., Takahashi K., Masui T., Kainuma M., Takimi M. (2017) Paris agreement, Japan policy and Inter-model comparison. Workshop on Assessing the linkages between energy modeling finance and integrated assessment, -

Fujimori S., Takakura J., Hasegawa S., Hanasaki N., Iizunmi T., Takahashi K., Hijioka Y. (2017) Strategic Research on Global Mitigation and Local Adaptation to Climate change MiLAi Project. Workshop on Modeling Integrated Energy-Water-Land Systems Dynamics, -

Zhou Q., Hanasaki N., Takakura J., Fujimori S., Takahashi K., Hijioka Y. (2017) An Analysis on Hypothetical Shocks Representing Cooling Water Shortage Using a Computable General Equilibrium Model. The 61st Conference on Hydraulic Engineering, Abstracts
所の刊行物
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国立環境研究所 (2012) 全球水資源モデルとの統合を目的とした水需要モデル及び貿易モデルの開発と長期シナリオ分析への適用 (特別研究). 研究プロジェクト報告SR-104, 93p.

国立環境研究所 (2009) 中長期を対象とした持続可能な社会シナリオの構築に関する研究(特別研究). 特別研究報告SR-92, 70p.

Akashi O.(*1),Ashina S.,Ehara T.(*3),Fujino J.,Fujiwara T.(*1),Hanaoka T.,Hanasaki N.,Harasawa H.,Hibino G.(*3),Hijioka Y.,Kainuma M.,Kawase R.(*1),Masui T.,Matsuoka Y.(*1),Miyashita M.(*3),Shimada K.(*2),Shukla P. R.(*4),Takahashi K.(*1Kyoto Univ.,*2Ritsumeikan univ.,*3Mizuho Info. Res. Inst.,*4Indian Inst. Manage.) (2007) Aligning Climate Change and Sustainability -Scenarios, modeling and policy analysis-. 地球環境研究センター報告CGER-I072-2007, 180p.

国立環境研究所 (2006) 大陸規模広域大気汚染に関する国際共同研究(特別研究). 特別研究報告SR-65, 54p.

高橋潔 (1997) 気候変動による農業への影響. 国立環境研究所研究発表会予稿集 平成9年6月国立環境研究所資料F- 106-'97, 54
委員会活動
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平成26年度気候変動適応計画検討支援業務「気候変動の影響に関する分野別ワーキンググループ」(健康、農業・林業・水産業分野)委員 環境省 地球環境局

IPCC AR5 国内連絡会メンバー 環境省 地球環境局、他

平成26年度気候変動リスクマネージメント検討WG委員 経済産業省 産業技術環境局

2020年以降の気候変動枠組における適応のあり方に関する懇談会に係る委員 環境省 地球環境局

平成26年度気候変動適応計画検討支援業務「気候変動適応計画のあり方検討会」検討委員 環境省 地球環境局
受賞2015年:平成27年度地球環境論文賞(公益社団法人土木学会地球環境委員会)
2014年:平成26年度地球環境論文賞(JSCE Award)(公益社団法人土木学会地球環境委員会)
2013年:平成25年度地球環境論文賞(公益社団法人土木学会地球環境委員会)
2012年:地球環境論文賞(土木学会地球環境委員会)
2011年:地球環境論文賞(JSCE GEE Award)((社)土木学会 地球環境委員会)
2009年:平成21年度地球環境論文賞(社団法人土木学会地球環境委員会)
2008年:環境科学会奨励賞(環境科学会)
2008年:平成19年度NIES賞(独立行政法人国立環境研究所)
2002年:土木学会地球環境委員会地球環境論文賞(土木学会地球環境委員会)
学会活動
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日本学術会議農学委員会、他 日本学術会議公開シンポジウムでの講演





National Institute for Environmental Studies..