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《研究課題コ−ド》1515AQ001
《研究課題名(日本語)》市民の環境配慮の行動に関わる心理プロセスモデルの検討
《研究課題名(英語)》Elucidating the psychological process of individuals on
environment-conscious behavior
《予算区分》AQ センター調査研究
《研究経費》95万円
《開始/終了年度》2015〜2015
《研究概要》
自然環境保全の活動を行う団体に所属する市民(団体所属者)と一般市民を対象としたアンケートより、市民の保全行動意図(行動しようと思うこと)に影響を与える社会的要因を明らかにする。また、行動意図に影響する複数の社会的要因のうち、相対的に強く相関する要因を明確にする。
《研究の性格》
主たるもの:行政支援調査・研究
従たるもの:応用科学研究
《全体計画》
愛知目標の一つには、様々な立場からの保全行動への参加促進が挙げられている。しかし、国内において、何らかの保全行動をする人や事業者の割合は低水準にとどまっている。活動の重要な担い手である市民の保全活動への参加や保全行動意図を高めることは重要な課題である。

本研究の目的は、市民の自然環境保全の行動を規定する要因を明らかにすることである。このため、まず、市民が保全行動意図を持つに至る心理プロセスをモデル化し、社会心理学の分野で研究が蓄積されているアンケート手法に基づいて、どのような「社会的要因」が「行動意図」と相関するかを調べる。得られた複数の「社会的要因」について、「行動意図」との関係性の強さを定量化し、相対的に影響力がある要因を明確にする。

その上で、影響力が強いと考えられる要因のうち外から対策可能なものをいくつか取り上げ、「行動意図」との関係性・対策の有効性を検証するための心理実験を設計する。心理実験では、具体例を用いていくつかの条件を設定し、各条件が「行動意図」を高める原因となりうるのかを実証する。
《今年度の研究概要》
2014年に、A)自然環境保全の団体所属者(行動有り)B)一般市民(行動無し)を対象にしたアンケートを実施した。本研究では、アンケートから得られたデータを解析し、保全の「行動意図(やりたいと思うこと)」を持つに至る心理プロセスモデルを提示する。心理的プロセスモデルから、行動している市民と行動はしない市民の「行動意図」に関係する要因(属性要因、社会的要因)を明らかにする。また、行動の有無により要因間の関係性の強さを比較し、主にどのような要因が「行動意図」と相関するか、ひいては行動を規定するかを調べる。
《外部との連携》
上市秀雄 准教授 (筑波大システム情報系)、野波寛 教授 (関西学院大社会学部)
《課題代表者》今井葉子
《担当者》○今井葉子(生物・生態系環境研究センター),角谷拓,高村典子
《キーワード(日本語)》
心理プロセス,環境配慮行動,市民意識
《キーワード(英語)》
Psychological Process, Environmentally-conscious behavior, Citizen Consciousness