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《研究課題コ−ド》1314AQ003
《研究課題名(日本語)》外来種オオミノガヤドリバエの侵入によるオオミノガの絶滅可能性
《研究課題名(英語)》Extinction probability of the big bagworm, Eumeta variegata,due to the invasive parasitoid, Nealsomyia rufella
《予算区分》AQ センター調査研究
《研究経費》60万円
《開始/終了年度》2013〜2014
《研究概要》
天敵の分布拡大は、侵入先の生態系に大きな影響を与える。東南アジアから北方に分布を拡大したオオミノガヤドリバエは、90年代後半に日本に侵入し、ヤドリバエの侵入によって日本のオオミノガ個体数は激減し絶滅状態になったとされているが、その後の推移は明らかにされていない。本研究では、日本と中国におけるヤドリバエ現在の分布拡大状況を明らかにし、日本に侵入したオオミノガヤドリバエの由来個体群を推定することを目標とする。


《研究の性格》
主たるもの:基礎科学研究
従たるもの:応用科学研究
《全体計画》
(1)オオミノガとヤドリバエの中国・日本における現在の分布状況とヤドリバエ侵入可能地域の推定.
昨年度までに得た日本及び中国のオオミノガとヤドリバエの在・不在情報から、気温や降水量などの気候値を説明変数とした生息適地モデルを作成し、オオミノガとヤドリバエのアジアにおける潜在的な分布域を推定する。この結果から、ヤドリバエの寄生率に影響を与える要因を明らかにし、中国と日本における今後のオオミノガヤドリバエ分布の推移とオオミノガ個体群が今後安定に維持される可能性について検討する。
(2)オオミノガとヤドリバエの集団遺伝解析
昨年度までに、オオミノガとヤドリバエの日本全国サンプルに加え、中国・東南アジアのサンプルを得ることが出来た。今年度は、これらの新たなサンプルを用いてミトコンドリアCOI領域などのシークエンスを行い、日本に侵入したヤドリバエの由来個体群を推定する。また、オオミノガの遺伝的な解析も行うことにより、アジアにおけるオオミノガとヤドリバエの分布の変遷について検討する。
《今年度の研究概要》
オオミノガの分布とヤドリバエの寄生率を説明する要因を統計モデルによって解析し、オオミノガとヤドリバエの潜在的な分布域とオオミノガの絶滅可能性を検討する。さらに、オオミノガヤドリバエの集団遺伝解析によって日本に移入したヤドリバエの由来個体群を推定する。
《課題代表者》石井弓美子
《担当者》○石井弓美子(生物・生態系環境研究センター),今藤夏子,高村典子,高村健二
《キーワード(日本語)》
オオミノガ
《キーワード(英語)》
Eumeta variegata