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《研究課題コ−ド》1113NA002
《研究課題名(日本語)》多媒体モデリングと戦略的モニタリングによる放射能汚染の広域環境影響評価
《研究課題名(英語)》Regional environmental assessment of radioactive materials based on the multimedia modelling and strategic monitoring
《予算区分》NA 寄付
《研究経費》1630万円
《開始/終了年度》2011〜2013
《研究概要》
大気中に放出された放射性物質による、関東とその周辺地域における広域環境汚染の実態と発生メカニズムを解明するために、大気−陸水−土壌−植生−上下水道−海洋などを対象とした環境多媒体結合モデルを構築する。また、既に筑波周辺で開始している自然環境モニタリングを戦略的に整備し、放射能汚染の長期推移を把握するとともに、地方環境研究所や環境NPOとの協働により広域汚染の実態と影響を把握し、その結果を市民にわかりやすく発信する。これらのモニタリングとモデリングの連携により、関東周辺において広域環境汚染の影響評価(環境アセスメント)を行い、社会に対して情報発信する。
《研究の性格》
主たるもの:応用科学研究
従たるもの:技術開発・評価
《全体計画》
広域環境汚染メカニズムを多媒体結合モデリングによって解明するとともに、その時間的推移を把握するために、戦略的・長期的な環境モニタリングを実施する。更に、モデリングとモニタリングの連携により、放射能汚染による環境影響を評価する。具体的には、放射性物質の広域環境動態を解明するために、大気、海洋、多媒体モデルを結合したモデルを構築する。既に開始している環境モニタリングを戦略的に整備し、放射能汚染の長期推移を把握するとともに、地方環境研究所との連携や市民参加型モニタリングにより広域汚染実態を把握する。
【1年目】研究体制を確立し研究計画を作成して各研究班の研究を開始する。モデリングとモニタリングを開始・継続する。
【2年目】モデリングとモニタリング結果により放射能汚染の実態と放射性物質の環境動態を解明する。更に、放射能汚染による広域的な環境影響を評価する。研究成果をとりまとめて社会に発信する。
《前年度の成果概要》
(1) つくば地域を中心として、大気、湖水・底質、土壌、水生生物などにおける放射性物質の環境動態計測を進め、これらの初期データをもとに、放射性物質の環境動態を把握した。また、福島県北部の宇多川流域を対象とした環境測定を開始した。
(2) 福島第1原子力発電所から放出された放射性物質の広域的な環境動態を解明するために、大気モデルと海洋水質・生態系モデル、陸域モデルを結合した多媒体モデリングシステムを設計し、その開発を進めた。大気輸送・沈着モデルの検証・改良が進み、放射性物質の大気輸送と沈着の実態と広域的ホットスポットの生成メカニズムを解析した。
《今年度の研究概要》
地方の研究機関等と連携して、モニタリングを継続すると同時に、データ解析を進める。モニタリングデータを使用して、大気・海洋・陸域モデルの検証・改良を進める。アセスメント手法の検討を進めるとともに、ばくろ評価用の測定を進める。全体研究会合を開催して約1年間の研究結果を総括し、2年目の研究方針について議論する。
《外部との連携》
東京大学、国立保健医療科学院
《備考》
放射能分析において、土井妙子・高度技能専門員と連携して進めた。
共同研究先:国立保健医療科学院、東京大学大学院、NPO「宍塚の自然と歴史の会」
《課題代表者》大原利眞
《担当者》○大原利眞(地域環境研究センター),田中敦,鈴木規之,森野悠,柴田康行,高村典子,野原精一,今井章雄,林誠二,東博紀,今泉圭隆,大迫政浩,中山祥嗣
《キーワード(日本語)》
放射性物質,多媒体環境モデリング,環境計測,広域環境アセスメント
《キーワード(英語)》
radioactive materials, multimedia environmental modelling, environmental measurement, regional environmental assessment