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《研究課題コ−ド》1215AP120
《研究課題名(日本語)》多媒体での放射性物質実態把握・動態解明
《研究課題名(英語)》Study on dynamics of radioactive materials in multimedia environment
《開始/終了年度》2012〜2015
《研究概要》
東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境汚染へ対処するために、環境中の放射性物質の実態を把握し、その動態を解明することにより今後の動向を予測することを目的とする。具体的には、放射性物質の環境動態計測とそのデータを活用した多媒体環境モデリングを進めることによって、湖沼、河川、森林、土壌等の環境中における放射性物質の挙動を解明する。
《今年度の研究概要》
(1)広域環境モニタリング調査及び解析
環境中における放射性物質の分布、移行や蓄積等の動態に関する実態を把握するとともに、「(2)多媒体環境モデリング」を構築するための測定データを取得するために、森林、河川、湖沼、海域等を対象とした、放射性物質のモニタリング調査・解析を実施する。
(2)多媒体環境モデリング
放射性物質の環境動態を把握するために、「(1)広域環境モニタリング」のデータを活用して、多媒体環境シミュレーションモデルを構築する。それにより、陸域から沿岸海域までの多媒体環境における長期間の汚染推移の予測を可能とするための科学的知見、また陸域での流出動態を踏まえた対策オプションの効果予測や再飛散の可能性、沿岸海域での生物への移行可能性の予測など、今後の懸念事項の解析を可能とするための科学的知見の集積を進める。
(3)ヒト曝露解析
 原発事故によって放出された放射性物質のヒトへの曝露に関するモニタリング及びモデリングによる解析を実施する。
(4)環境放射線の生物・生態系影響に関する調査
環境中に放出された放射性物質による生物に対する放射線影響を把握するために、植物・ほ乳類・菌類を対象とした遺伝的影響調査を実施する。
(5)調査結果の取りまとめ
(1)〜(4)の結果を踏まえ、環境中における放射性物質の実態・動態、生物・生態系への影響、ヒト被ばく量等について、報告書としてとりまとめる。
《外部との連携》
福島大学、奥羽大学、千葉大学、東京大学、東京海洋大学、筑波大学、金沢大学、京都大学、広島大学、福島県水産試験場相馬支場、国立科学博物館、山階鳥類研究所
《課題代表者》大原利眞
《担当者》○大原利眞(地域環境研究センター),鈴木規之,林誠二,中山祥嗣,高村典子,野原精一,玉置雅紀,柴田康行,田中敦,大迫政浩,堀口敏宏,東博紀,森野悠,荒巻能史,新田裕史,大沼学,土井妙子,中嶋信美,青野光子,水落元之
《キーワード(日本語)》
放射性物質,多媒体環境,環境モデリング,環境計測,曝露解析,生物・生態系影響
《キーワード(英語)》
radioactive materials, multimedia environment, environmental modelling, environmental measurement, dose analysis, effects on biota and ecosystems