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《研究課題コ−ド》0810AH002
《研究課題名(日本語)》釧路湿原シラルトロ沼の環境劣化とその原因の究明
《研究課題名(英語)》Study on factors of environmental degradation in Lake Shirarutoro, Kushiro Mire
《予算区分》AH 地環研
《研究経費》未定万円
《開始/終了年度》2008〜2010
《研究目的・目標》
北海道釧路湿原に位置するシラルトロ沼では、近年、アオコの発生や沈水植物の減少、ヒシ群落の拡大など、様々な問題が顕在化している。沼の集水域の大部分は、自然の山林や湿地であり、富栄養化に直結する大きな人為的汚濁源はないにも関わらず、水質の悪化や生物多様性の低下に歯止めがかからない状況であり、沼の生態系が非可逆な状態に遷移してしまうこと(レジームシフト)も懸念されている。本研究は、シラルトロ沼における環境劣化の現状を把握するとともに、その原因と機構を解明し、良好な湖沼環境の保全につなげることを目的とする。
《全体計画》
シラルトロ沼および流入河川での水質ならびに植生のモニタリングを実施し、富栄養化と最近の沈水植物群落の減少原因を明らかにする。
《前年度の成果概要》
6月と8月にシラルトロ沼40地点について、水質分布特性を調べるための現地調査を実施した。さらに、流入河川と流出河川の水質も測定した。その結果、シラルトロ沼の水質分布には、季節にかかわらず、南北の環境傾度が強く現れていることがわかった。ナトリウムやクロルなどの人為的な影響が疑われるイオンは、主たる流入河川ではなく、湖北に位置する温泉排水の影響が疑われた。さらに、沼の沈水植物について詳細な分布調査を実施したが、植物相が単純化していることが示された。
《今年度の研究概要》
今年度は、流域のシラルトロ沼の汚濁負荷源について共同調査を実施する。
《備考》
共同研究相手方:北海道環境科学研究センター 三上英敏,五十嵐聖貴
《課題代表者》高村典子
《担当者》○高村典子(環境リスク研究センター),赤坂宗光
《キーワード(日本語)》
自然再生
《キーワード(英語)》
restoration
《関連先》
重点3ー中核4 生物多様性と生態系機能の視点に基づく環境影響評価手法の開発
 環境リスク研究センターにおける研究活動