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《研究課題コ−ド》1620AQ038
《研究課題名(日本語)》大気・海洋モニタリング
《研究課題名(英語)》Atmospheric and Oceanic Monitoring
《予算区分》AQ センター調査研究
《研究経費》17422万円
《開始/終了年度》2016〜2020
《研究概要》
地球環境の変動に寄与する大気中や海洋中の物質について、中長期的に継続した観測を行うことによってその時間変動や空間分布を明らかにし、変動要因を解明するための基礎データを取得する。また、地球温暖化のような地球環境の変動の結果として生じる影響を中長期的な観測から検知・監視する。観測は最先端の技術を導入して、国際基準に準拠またはトレーサブルな標準のもとで実施し、日本のみならず国際的に有用なデータを取得するとともに、広くデータ利用を推進する。
《研究の性格》
主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
従たるもの:
《全体計画》
大気・海洋に係る地球環境の変動を長期的な視点で監視・観測するために、以下の6事業を実施し、アジア太平洋域を中心とした包括的な温室効果ガスの分布や 変動、海洋からのCO2フラックスデータを取得すると同時に、海洋の温暖化影響、成層圏オゾン変動の解析や地上到達紫外線量の変動を監視する。
(1)温室効果ガス等の地上モニタリング
(2)定期船舶を利用した太平洋での温室効果ガス等のモニタリング
(3)シベリアにおける温室効果ガス等の航空機モニタリング
(4)温室効果ガス等の標準物質の整備
(5)温暖化影響評価のための海洋モニタリング
(6)成層圏オゾン・有害紫外線モニタリング
《前年度の成果概要》
波照間島、落石岬、富士山山頂の3定点における温室効果ガス観測に加え、太平洋上(日本―北米、日本―オセアニア)の2航路での大気・海洋観測、シベリアにおける航空機を用いた2地点の鉛直方向大気観測を行い、二酸化炭素、メタンその他気候関連物質の濃度、フラックス等データを蓄積した。温室効果ガスの標準ガス開発や定期的な機関間相互比較により国際的に通用する精度管理を継続した。他成層圏オゾンの変動に伴う地上到達有害紫外線の長期的モニタリングも国内の5局で実施した。温暖化影響のモニタタリングとして、日本沿岸域でのサンゴの定点モニタリングを8カ所で行った。
《今年度の研究概要》
地上モニタリングでは波照間島、落石岬、富士山山頂の3定点における温室効果ガス観測を継続する。船舶モニタリングでは太平洋上(日本―北米、日本―オセアニア)の2航路での大気・海洋観測に加え、1年以上停止していた東南アジア航路上等での大気観測を再開するための観測設備を整える。シベリアにおける航空機を用いた2地点の鉛直方向大気観測を実施すると共に東シベリアのヤクーツクでの観測を再開する。温室効果ガスの標準ガス開発や定期的な機関間相互比較により国際的に通用する精度管理システムを維持・管理する。成層圏オゾンの変動に伴う地上到達有害紫外線の長期的モニタリングも国内の5局で推進する。温暖化影響のモニタタリングとして、日本沿岸域でのサンゴの定点モニタリングを8カ所程度で行う。
《外部との連携》
共同研究機関:名古屋大学、北海道総合研究機構環境科学研究センター、京都保健環境研究所、兵庫県環境研究センター、東京工業大学、東北大学、日本水路協会海洋情報研究センター 、ニュージーランドNIWA、オーストラリアCSIRO、カナダIOS、北海道大学、JAXA、ロシア中央大気観測所、ロシア大気光学研究所、ロシア凍土域生物問題研究所、ロシア微生物研究所、米国NOAA、中国気象科学研究院、気象庁、気象研究所、産業技術総合研究所、お茶の水女子大学、黒潮生物研究所、九州大学、串本海中公園センター、東海大学、高層気象台
《課題代表者》町田敏暢
《担当者》○町田敏暢(地球環境研究センター),向井人史,寺尾有希夫,谷本浩志,遠嶋康徳,笹川基樹,中岡慎一郎,Shamil MAKSYUTOV,斉藤拓也,荒巻能史,高橋善幸,山野博哉,河地正伸,高見昭憲,杉田考史,宮本哲治
《キーワード(日本語)》
温室効果ガス,大気微量成分,モニタリング
《キーワード(英語)》
greenhouse gas,atmospheric trace gas,monitoring