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■受賞者氏名:申 龍熙(社会環境システム研究センター),高橋 潔(社会環境システム研究センター),花崎 直太(地球環境研究センター),肱岡 靖明(社会環境システム研究センター)
■受賞年月日:2013-09-18
■賞の名称:平成25年度地球環境論文賞
■受賞対象:日本域付近の気候予測 −CMIP3気候シナリオとCMIP5気候シナリオの比較−,Journals of the Japan Society of Civil Engineers G (Environment) ,68 (5), I_159-I_169,2012
■授賞機関:公益社団法人土木学会地球環境委員会
■受賞者からひとこと
土木学会論文集G(環境)に投稿した「日本域付近の気候予測−CMIP3気候シナリオとCMIP5気候シナリオの比較−」という論文に対し、土木学会地球環境委員会より地球環境論文賞を頂きました。この研究は2010〜2012年度に国立環境研究所特別研究員だった申龍熙(現APEC気候センター研究員)が中心になって行いました。 本研究ではIPCC第5次評価報告書に向けて作成されたCMIP5気候シナリオの特徴を把握するため、年平均気温、年降水量、年平均日射の将来変化の分析を行いました。放射強制力が近い排出シナリオでのCMIP3気候シナリオ(IPCC第4次評価報告書向け)とCMIP5気候シナリオの特徴を日本域について比較した結果、気温変化に関しては類似な気温上昇が予測されていること、降水量に関しては差異がみられるが両シナリオとも増加が予測されていること、日射に関してはCMIP5気候シナリオで増加が、CMIP3シナリオで減少が予測されていること、それゆえ日射に感度が高い影響評価では気候シナリオの扱い方に注意が必要であること等が示されました。 本研究の実施時点(2012年春)以降、利用可能な気候シナリオの種類が増えており、また国内外の関連研究の進展もありましたので、それらの最新のデータ・知見も活用してさらに研究を前進させたいと思います。