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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 0910AQ002
《課題名》
地球温暖化適応策(洪水対策)の費用便益分析
Cost-benefit analysis of adaptation to climate change
《区分名》 AQ センター調査研究
《担当者》
○岡川梓(社会環境システム研究センター),日引聡
《キ−ワ−ド》
地球温暖化適応策
Adaptation to climate change
《目的》
わが国では、これまでも継続して治水対策が強化されてきたが、これからは、既存の治水対策に地球温暖化適応策の観点を取り入れていく必要がある。本研究では、洪水リスクがもたらしている社会的費用を計測し、温暖化による期待被害額の推計を洪水について行う。推計結果に基づいて、米・仏に見られる政府主導の洪水保険制度・雨水浸透施設導入のための自治体による助成制度・ハザードマップ公開による不動産価値低下の可能性と地主への補償など、ソフト面の対策の導入について検討する。
《内容及び成果》
 除去変数バイアスを考慮した上で、ヘドニック地価関数を推計した。その結果、洪水リスクに直面している地点の地価は、平均で約14.5%低下していることがわかった。この推計結果を用いて単位面積当たりの洪水被害額を計算したところ141万円/m2に上り、東京都による試算結果約50,000円/m2や、水害統計による33,199円/m2に比べて著しく大きい値となった。
《期間》 平成21〜平成22年度(2009〜2010年度)
《備考》
課題コード:1112AQ006「気候変動と洪水リスクの経済分析〜洪水被害額の推計と洪水リスクモデルの構築」として新規登録。