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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 1011AQ003
《課題名》
温暖化防止のためのエネルギー・経済モデル比較分析
Modeling comparison for climate change
《区分名》 AQ センター調査研究
《担当者》
○岡川梓(社会環境システム研究センター)
《キ−ワ−ド》
気候変動政策,応用一般均衡モデル
Climate change policy, Computable general equiriblium model
《目的》
温暖化問題を防止するためには、成長著しいアジア諸国の温室効果ガス排出量をどのようにコントロールしていくかが重要なポイントとなっている。エネルギー・経済モデルは、経済成長とエネルギー利用、温室効果ガスの排出経路を分析するための有用なツールであるが、アジア諸国に焦点を当てたモデル分析は不足している。本研究では、各国の研究機関で開発された温暖化防止のためのモデル比較プロジェクト(Asian Modeling Exercise)への参加を通して、アジアの経済発展と温暖化対策に関する分析を行う。
《内容及び成果》
 気候変動対策としてCCSや原子力発電など、多くの技術オプションが存在する。これらは温室効果ガス排出削減のための費用を著しく低下させる可能性があるが、一方で、その社会的受容性について不確実性が存在する。本研究では、こうしたCCS、原子力発電、再生可能エネルギーの持つ入手可能性に関する不確実性に注目しながら、温室効果ガスの頑健な排出パスを評価することを目的としている。これらの技術オプションに関する制約下で、放射強制力を2.6 W/m2 および 3.7 W/m2とするシナリオをCGEモデルによってシミュレーション分析したところ、これらの技術オプションが排出削減費用の低下に重要な役割を果たすことがわかった。 また、技術オプションの導入可能性の規模や、地域偏在性が異なることから、それぞれの技術オプションの使用が制約される場合、異なる経済影響がもたらされる。また、CCSや原子力発電が使えない場合、大規模な再生可能エネルギーの導入を行わなければ、商社強制力目標を達成するような排出削減が難しくなることが示された。
《期間》 平成22〜平成23年度(2010〜2011年度)
《備考》