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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 0711AQ001
《課題名》
東アジア域におけるエアロゾル空間分布の把握およびその変動の抽出に関する研究
Retrievals of spatial distribution of aerosols and its temporal variations in East Asian region
《区分名》 AQ センター調査研究
《担当者》
○清水厚(地域環境研究センター)
《キ−ワ−ド》
エアロゾル,空間分布,ライダー
AEROSOL, SPATIAL DISTRIBUTION, LIDAR
《目的》
これまで国立環境研究所が東アジア域に展開してきたライダーネットワークにより、大規模なエアロゾル現象の空間的拡がりや時間発展の様子が準リアルタイムで可視化できるようになった。今後は蓄積されたデータからエアロゾル分布の特徴を示す代表的なパラメータを抽出し、その空間分布や長期変動を示すことで観測結果を各種モデルの検証などに活用していかなければならない。そのような観点から、ライダー観測の特長を活かしたエアロゾル分布パラメータの決定、過去データからの抽出、時間変動の検出を行い、東アジア域大気環境変動を総合的に記述していくことを目標とする。
《内容及び成果》
 過去10年分の地上ライダーネットワークデータについて、解析ルーチンを改良した上で再解析し、中期的なエアロゾル変動を検出可能なデータセットを作成した。この結果は大気質そのものの研究のほか、黄砂疫学調査にも用いられている。
 また、ライダーによる光学パラメータ(黄砂・球形粒子の消散係数)と地上観測との比較を行い、PM2.5/SPM重量濃度の組み合わせと黄砂消散係数に対応が見られることや、気象庁目視観測による黄砂・煙霧・もやが消散係数とが一定のばらつきの中で対応していることを示した。粒子形状に依存したライダー観測結果と目視・粒径観測との対応は、広域・長期に渡り存在する後者によってもエアロゾル種毎の影響評価などに利用することが可能であることを示唆している。
《期間》 平成19〜平成23年度(2007〜2011年度)
《備考》