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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 0612AQ001
《課題名》
外的な気候変動要因による長期気候変化シグナルの検出に関する数値実験的研究
Numerical modeling studies on detection of long-term climate change caused by external forcings
《区分名》 AQ センター調査研究
《担当者》
○野沢徹(地球環境研究センター)
《キ−ワ−ド》
数値気候モデル,内部変動
CLIMATE MODEL, INTERNAL VARIABILITY
《目的》
気候システムは様々な時空間スケールで変動しているが、これらの変動が、何らかの外的な気候変動要因により強制されたものか、あるいは気候システムが本質的に持つ揺らぎ(内部変動)によるものか、を峻別することは、地球温暖化などの人間活動に伴う気候変化シグナルを検出する上で大変重要である。このような観点から、本研究では、数値気候モデルを用いて、様々な気候変動要因により引き起こされる長期気候変化に関する知見を得ることを目的とする。
《内容及び成果》
 標準的な解像度を持つ大気海洋結合モデルによる数値シミュレーション結果を用いて、気候システムが本質的に持つ内部変動(気候の揺らぎ) に関する知見を得るとともに、何らかの外的な気候変動要因により引き起こされる長期気候変化が、気候の揺らぎでは説明できない、統計的に有意な変化であることを示す。また、そのような有意な変化の発現メカニズムについても解析を行う。本年度も、長期気候変化シグナルの統計的有意性の検定に向け、大気海洋結合気候モデルMIROC を用いて行った様々な条件下での20世紀気候再現実験結果の解析を継続して行った。特に、大気中の水蒸気収支および地表面エネルギー収支に基づいた解析により、20世紀後半におけるユーラシア大陸上の春季降水量変化に対する人間活動の影響について考察を加えた。
《期間》 平成18〜平成24年度(2006〜2012年度)
《備考》