
| 《研究課題コ−ド》 1111AQ009 |
| 《課題名》 | |
| 鳥類胚発生における近交退化現象の実験的解析 Experimental Analysis of Avian Inbreeding Depression during Embryogenesis |
|
| 《区分名》 AQ センター調査研究 | |
| 《担当者》 | |
| ○川嶋貴治(生物・生態系環境研究センター) | |
| 《キ−ワ−ド》 | |
| 近交退化,胚,発生,ニホンウズラ,鳥類 Inbreeding Depression, Embryo, Development, Japanese Quail, Bird |
|
| 《目的》 | |
| 有性生殖を行う生物は、近親交配を持続すると繁殖力などの弱化を招き(近交退化)、雑種化することによって活力を増大すること(雑種強勢)が知られている。近交退化が起こる原因について、様々な仮説が提唱されているものの、依然として不明のままである。近交退化ならびに雑種強勢の発現機序を解明することは、古くから遺伝学上の中心課題であったが、最近では個体数が減少した野生生物の生物多様性の保全戦略を立てる上でも重要な検討課題となっている。本研究では、近交化ニホンウズラを用いて、鳥類胚発生に及ぼす近交退化現象を実験的に解析し、その原因を追究する。 | |
| 《内容及び成果》 | |
| NIES近交系ウズラ(L系)の孵化率は約40%とWE系閉鎖集団(約60%)に比べても低く、発生初期での発生停止や発育異常(頭部と体節障害、羊膜の形成不全)が認められた。近親交配による孵化率の低下は、初期胚での発生停止と形態異常に起因するものと考察できる。また、近親交配によって初期発生段階ですでに発生遅延を起こしていることが明らかとなった。鳥類胚の卵殻外培養法の改良に成功し、胚発生のリアルタイムかつ連続観察を可能にするイメージング技術を開発した。本年度は、大震災、その後の余震ならびに夏季節電対応等によって、実験動物の飼育管理は厳しい状況におかれたが、外部との共同研究契約の締結等によって研究遂行の危機管理体制も構築した。 | |
| 《期間》 平成23〜平成23年度(2011〜2011年度) | |
| 《備考》 | |