
| 《研究課題コ−ド》 0911AQ002 |
| 《課題名》 | |
| 環境化学物質の転写因子機能への影響を介した作用メカニズム Studies on the mechanism of transcription factor dependent effects of environmental chemicals |
|
| 《区分名》 AQ センター調査研究 | |
| 《担当者》 | |
| ○野原恵子(環境健康研究センター),鈴木武博,前川文彦,内匠正太 | |
| 《キ−ワ−ド》 | |
| 環境化学物質,転写因子 ENVIRONMENTAL CHEMICALS, TRANSCRIPTION FACTORS |
|
| 《目的》 | |
| 種々の環境化学物質が転写因子や核内受容体に作用して遺伝子の転写を変化させ、生体に悪影響を及ぼすことが報告されている。本研究では、ダイオキシンや無機ヒ素を中心とした環境化学物質の転写因子依存的な作用メカニズムの検討を行う。 | |
| 《内容及び成果》 | |
| Nrf2は活性酸素種(ROS)により活性化され、核内移行して酸化ストレス応答遺伝子の転写を誘導する転写因子である。ヒ素もROSを発生しNrf2を活性化することが報告されている。マウス肝臓におけるヒ素の作用経路を検討する目的で、ヒ素または酸化ストレスを誘導するメチオニン・コリン欠乏食(MCD食)をC57BL/6マウスに投与し、肝臓におけるNrf2の活性化について検討した。ヒ素(50 ppm亜ヒ酸ナトリウム)またはMCD食投与3週間後の肝臓では、いずれの群においてもNrf2の局在変化は見られなかった。Nrf2の発現量はMCD食群でのみ増加傾向が観察され、Nrf2標的遺伝子の発現もNrf2と同様の傾向を示した。以上より、C57BL/6マウスにおいてはヒ素によるNrf2活性化能はMCD食投与に比較してごく弱いことが示唆された。 | |
| 《期間》 平成21〜平成23年度(2009〜2011年度) | |
| 《備考》 | |