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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 1115AQ011
《課題名》
温室効果ガスインベントリ策定事業支援
Development of the National Greenhouse Gas Inventory
《区分名》 AQ センター調査研究
《担当者》
○野尻幸宏(地球環境研究センター),酒井広平,早渕百合子,尾田武文,赤木純子,畠中エルザ,伊藤洋,玉井暁大,大佐古晃,平井圭三,田辺清人,ホワイト雅子
《キ−ワ−ド》
温室効果ガス,IPCC,UNFCCC,京都議定書,温暖化対策
Greenhouse Gas, IPCC, UNFCCC, Kyoto Protocol, Climate Change Measure
《目的》
日本の温室効果ガス排出・吸収目録(以下、インベントリ)の作成およびデータ解析、策定方法の改善を継続的に行うとともに、気候変動枠組条約締約国会合(COP)などにおける国際交渉支援、インベントリ策定ガイドライン作成・排出係数データベース等の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への貢献、キャパシティビルディングプロジェクトの実施などの国外活動を進める。
《内容及び成果》
【国内活動概要】
(1)1990年〜2009年の日本の温室効果ガスの排出量及び吸収量を推計した。国連気候変動枠組条約(UNFCCC)締約国会議(COP)にて採択された共通報告様式(CRF)及び当該データの作成方法の詳細・分析を記載した日本国温室効果ガスインベントリ(目録)報告書(NIR)」を4月に条約事務局へ提出し、当該報告書及びデータをウエブ上で公表、CGERレポートとして発行した。2011年提出インベントリでは、2009年の日本の総排出量は京都議定書の基準年から4.1%減少していることが明らかになった。インベントリ提出と併せて、主要排出源・不確実性評価などの分析及び排出量のトレンドに関する解析を行った。
(2)「インベントリ品質保証ワーキンググループ(QAWG)」の運営として、インベントリのピアレビューの実施及び「インベントリ品質保証WG会合」の開催(8月)を通じて、UNFCCC及び京都議定書の下で附属書I国締約国のインベントリに求められる品質保証活動の更なる充実を図った。
(3)12月に20010年度温室効果ガス排出量速報値の推計作業を行った。
(4)温室効果ガス排出量算定方法検討会事務局の一部として、算定方法改善の検討プロセスに携わった。
(5)インベントリデータを収集・蓄積する温室効果ガス排出・吸収量データベースの運用、わが国のインベントリで使用されている排出係数・関連パラメーターをまとめた排出係数管理データベースの管理・改善を行った。


【国際活動概要】
(6)アジア地域の温室効果ガスインベントリ作成の支援及びインベントリの精度向上を図るため、2003年から環境省の支援の下で開催している「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ(WGIA)」第9回会合(WGIA9)を7月にプノンペン(カンボジア)において開催した。第6回の開催以降「神戸イニシアティブ」の一環として開催され、WGIA参加各国が作成を進めている国別報告書の作成状況及び「測定・報告・検証可能な温室効果ガス排出削減活動」推進の重要性に主眼を置き、当該活動に不可欠なインベントリ策定の更なる発展のため、今後のWGIA活動の展開を中心とした議論を行った。
(7)UNFCCC関連の対応業務として、インベントリ審査専門家トレーニングプログラムへの参加、主任審査官会議への参加、2010年に提出されたUNFCCC附属書I国のインベントリ集中・訪問審査活動への参加による各国インベントリ審査報告書の作成支援及びインベントリ審査活動への貢献、UNFCCC補助機関会合および締約国会議(SB34・35、COP17)におけるインベントリ関連議題の交渉支援等の活動を行った。
《期間》 平成23〜平成27年度(2011〜2015年度)
《備考》
旧研究課題コード 0610BY571