NIES EIC TEST Database
研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 1012BA002
《課題名》
先端的単一微粒子内部構造解析装置による越境汚染微粒子の起源・履歴解明の高精度化
Improvements for the evaluation method of the origins of transboundary air pollution by single particle analysis
《区分名》 BA 環境-地球推進 B-1006
《担当者》
○高見昭憲(地域環境研究センター),伊禮聡,佐藤圭,三好猛雄
《キ−ワ−ド》
単一粒子,エアロゾル,越境大気汚染,起源,福江島
single particle, aerosol, transboundary air pollution, origin, Fukue
《目的》
越境汚染の影響を強く受けており、かつ、域内では人口も少なく人為起源排出が少ないと考えられる九州沖縄地区の島嶼部をモデル地区とし、大気中の粒子状物質のバルク観測に加え、先端的単一微粒子内部構造解析装置による分析を行い、越境汚染微粒子の起源・履歴解明の高精度化を推進することを目的とする。
《内容及び成果》
 エアロゾル質量分析計および10点グローバルサンプラーを用いたフィルターパック法による捕集を長崎県福江島の国立環境研究所福江観測ステーションに設置し、観測を行った。平成23年度は11月に個別分析用の試料採集と同期して観測を行った。また、平成22年度に取得したデータの解析も行った。平成22年12月6日、8日、11日、15日から20日にかけてサルフェート濃度が高くなった。粒径分布においても600nm付近にピークがあり、観測地点の近郊で生成した粒子ではなく、長距離輸送された粒子を観測したと考えられる。
 有機物の酸化状態を解析するためPositive Matrix Factorizationという手法を用いて因子解析を行った。解析によると、炭化水素様有機エアロゾル、酸化された有機エアロゾルが因子として抽出された。このほかに、近距離から輸送されたと考えられる質量スペクトルも得られた。
《期間》 平成22〜平成24年度(2010〜2012年度)
《備考》