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研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 0911KB002
《課題名》
フローサイトメトリ分離細胞の全ゲノム増幅に基づく非培養海産微細藻のメタゲノムと分類
Meta-Genomics and taxonomy of uncultivated marine microalgae based on whole genome amplification of cells sorted by flow cytometry
《区分名》 KB JST
《担当者》
○河地正伸(生物・生態系環境研究センター)
《キ−ワ−ド》
フローサイトメトリ,メタゲノム,微細藻
flow cytometry, Meta-Genomics, microalgae
《目的》
フローサイトメトリ(FCM)分離細胞のゲノム・分類情報の包括的な解析手法の開発と海洋環境の未培養・未知微細藻群のゲノムと分類情報の整備・集積を目的とする。分類学的解析と凍結保存に関わる研究・技術開発は日本側で、ゲノム解析に関わる研究・技術開発は仏側において、各々が主導的に実施し、研究期間中に成果の共有化のための研究・技術交流を行う。海洋微生物の高度利用に不可欠な革新技術の開発と具体的な成果としての未培養・未知海産微細藻群に関するゲノム・分類情報の収集が期待される。
《内容及び成果》
 2011年度のJAMSTECみらい航海(MR1102)で収集した海洋環境試料の凍結保存およびゲノム解析用試料を用いて、ピコサイズの植物プランクトンを対象とする多様性解析を行った。FCMを用いて、ピコサイズのフラクションのソーティングを行い、18SrDNAクローンライブラリと走査型電子顕微鏡による形態観察で、生物種の多様性について解析した結果、クローンライブラリでは珪藻が68%、パルマ藻が18%、その他が15%で、走査型電子顕微鏡観察ではパルマ藻が50%、珪藻が40%、その他が10%で、パルマ藻と珪藻の優占状態が確認された。パルマ藻の種の優占度と配列情報の解析から、未培養性種(Tetraparma pelagica)に対応する可能性の高い配列情報も確認できた。
《期間》 平成21〜平成23年度(2009〜2011年度)
《備考》
フランスCNR、Station Biologique de Roscoffとの共同研究(担当者:Daniel Vaulot主席研究員)