
| 《研究課題コ−ド》 1111AQ003 |
| 《課題名》 | |
| 外来種セイヨウオオマルハナバチによる希少種ノサップマルハナバチへの生態リスク Assessing ecological impacts of Bombus terrestris (L.) on native species B. florilegus |
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| 《区分名》 AQ センター調査研究 | |
| 《担当者》 | |
| ○井上真紀(生物・生態系環境研究センター) | |
| 《キ−ワ−ド》 | |
| 外来生物 alien species |
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| 《目的》 | |
| セイヨウオオマルハナバチは、ハウストマトの授粉昆虫として導入されたが、北海道で野生化し、在来マルハナバチ類や在来植物への生態影響が明らかになり、2006年には外来生物法における特定外来生物に指定された。近年、国内で最も希少な在来種ノサップマルハナバチの限られた生息地である野付半島および根室半島の海岸植生にも侵入を果たした。侵入後、セイヨウオオマルハナバチは当該地域で増加傾向にあり、ノサップマルハナバチへの生態リスクが懸念される。 本研究では、侵入4年後のセイヨウオオマルハナバチの定着状況を明らかにするとともに、近縁種とされているノサップマルハナバチとの生殖隔離機構の実態について把握することでセイヨウオオマルハナバチ商品コロニーの導入による生態リスクを評価する。 |
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| 《内容及び成果》 | |
| 2007年に実施したセイヨウオオマルハナバチおよび在来マルハナバチ類の分布調査に比べ、2011年では、セイヨウオオマルハナバチが57.1%増加したのに対して、エゾオオマルハナバチが83.5%、ノサップマルハナバチが28.6%、エゾトラマルハナバチが100%減少した。 一方、春の越冬女王の受精嚢から精子DNAを抽出し、ロドプシン遺伝子の解析を行った結果、セイヨウオオマルハナバチおよび在来2種(エゾオオマルハナバチ、ノサップマルハナバチ)は異種間交尾を行っていないことが明らかになった。 野付半島は、セイヨウオオマルハナバチの全マルハナバチ相における割合が2011年で5.7%と他の地域に比べ低く、2007年より増加したとはいえ低密度である。このため、異種間交尾が起きていないと考えられる。一方、地中に営巣する在来3種の個体数が大きく減少していることから、営巣場所をめぐる競争が起きていることが示唆された。 |
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| 《期間》 平成23〜平成23年度(2011〜2011年度) | |
| 《備考》 | |