NIES EIC TEST Database
研究成果(平成23年度)
《研究課題コ−ド》 1111BY001
《課題名》
除草剤耐性遺伝子の流動に関する調査・研究
Investigation on dispersion of herbicide-resistance genes
《区分名》 BY 環境-委託請負
《担当者》
○佐治光(企画部),青野光子
《キ−ワ−ド》
遺伝子組換え生物,セイヨウナタネ,遺伝子流動,アブラナ科
Genetically Modified Organisms, Oilseed rape, Gene Flow, Brassica
《目的》
 生物多様性条約カルタヘナ議定書に基づく国内法においては、「遺伝子組換え生物の使用等により生ずる生物多様性影響に関する科学的知見の充実を図る」ことが位置づけられており、使用されている遺伝子組換え生物の環境中での生育状況の実態及び生物多様性影響が生ずるおそれについて、データの収集を継続的に行っていくことが必要とされている。本業務では、現在国内で使用(主に加工用に輸入)されている遺伝子組換えナタネ及びその近縁野生種等を対象として、生物多様性影響につながる現象が生じていないかどうかを監視するため、野外で採取された試料の分析を行い、自然環境中における導入遺伝子の拡散状況を調査する。
《内容及び成果》
 鹿島、四日市、博多の各港湾周辺地域において、主要道沿いの河川敷周辺と橋梁の上下流の河川敷に注目して調査を行った。西洋ナタネと近縁種の試料(母植物や種子)を調査したところ、鹿島以外の地域の西洋ナタネから除草剤タンパク質が検出されたが、確認された除草剤耐性ナタネの生育地点は、昨年度までと同様に主要道路が河川と交差する橋梁の近辺に集中しており、上下流での分布拡大は確認されなかった。
 また、除草剤耐性ナタネと西洋ナタネの交配や、除草剤耐性ナタネ間での交配を示唆する結果が得られたが、いずれも輸送経路と考えられる主要道路沿線で得られたものである。今後もこれらの地域において、除草剤耐性ナタネ及び交雑個体が定着し、主要道路沿線を離れて分布が拡大していく可能性の有無等に着目して、モニタリングを継続していく予定である。
《期間》 平成23〜平成23年度(2011〜2011年度)
《備考》
1010BY