国立研究開発法人国立環境研究所
環境リスク・健康研究センター
リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点 Reference Laboratory for Ecotoxicity

第10回生態影響試験実習セミナー受講者募集のご案内

*申込み受付を終了致しました*

 環境リスク・健康研究センター リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点では、生態影響試験に関する標準機関として、幅広い機関への試験の普及を図るため、平成23年度より「生態影響試験実習セミナー」を開催しております。
 第10回目となる今回は、ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験とセスジユスリカを用いた遊泳阻害試験を対象に平成28年12月14日(水)~16日(金) の3日間の日程で開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

 日  程 平成28年12月14日(水)~16日(金)
14日:10:00~17:15、15日:10:00~17:15、16日:9:30~15:00
 場  所 国立環境研究所 環境リスク研究棟
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
 定  員 20名
参加者は各機関につき2名
定員超過の場合、生態影響試験の経験等を考慮し参加者決定
 参加費  5,000円
(但し、昼食費、懇親会費は含みません)

開催の趣旨

 日本では現在、化審法や農薬取締法において、化学物質の水生生物等に対する影響を評価するため、藻類や甲殻類、魚類などを用いた生態影響試験が導入されています。しかし事業場等の排水に含まれる多種多様な化学物質に対して、各種法令によって規制・監視されている物質は限られています。そのため、新規の化学物質や複数の物質による複合的な生態影響が懸念されています。
 そこで諸外国では、排水評価・管理において生態影響試験を活用する手法の導入が進んでおり、国内でも環境省において検討が進められています。これを受けて、新たに生態影響試験の導入を検討する機関も増えていくと考えられますが、信頼性の高い試験結果を得るためには、ガイドラインに示された試験法の実際を経験し、操作技術のノウハウ修得、必要な設備・器具等の整備、安定的な試験生物の入手・飼育等を行うことが重要です。
 そこで、環境リスク・健康研究センター リスク評価科学事業連携オフィス 生態毒性標準拠点(旧・環境リスク研究センター レファレンス・ラボラトリー)では、生態影響試験に関する標準機関として、生態影響試験を実施している、または導入を検討している試験機関や地方環境研究所等を対象に、基礎的な知識・技術等の普及を目的とした短期実習セミナーを平成23年度より開催しております。
 第10回目となる本セミナーでは、甲殻類のニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験に加え、今回初めて、一部の農薬の影響評価試験に用いられる昆虫のセスジユスリカの幼虫を用いた急性遊泳阻害試験を対象とした座学と実習を行います。皆様のご参加をお待ちしております。
 

セミナーの内容

 カナダ・米国の排水試験法や国内で検討中の「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」に用いられている、ニセネコゼミジンコ(Ceriodaphnia dubia)を用いた繁殖試験と、OECDテストガイドライン235であり、近年、農薬取締法に導入されたセスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)を用いた急性遊泳阻害試験を対象とし、主に以下の内容を実施します。


  1. ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験法およびセスジユスリカを用いた急性遊泳阻害試験の解説
  2. 試験生物の飼育方法や試験に関わる基本的な操作技術の指導
  3. 生態影響試験に用いる設備・器具等の紹介
  4. 生態影響試験に関わる質問・相談の受付
 

プログラム(予定)

      (※プログラムの内容は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承下さい。)

 日 時   内   容
【1日目】 12月14日(水)
9:30~10:00 受付開始
10:00~10:15 セミナー開催趣旨、概要の説明
10:15~11:00
11:00~12:00
 [座学] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の概要
 [実習] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の開始
12:00~13:00 昼食(自己紹介)
13:00~13:15  [座学] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の注意点
13:15~14:15
14:15~16:00
 [座学] ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の概要
 [実習] ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の開始
16:00~16:15 休憩
16:15~17:00  [講義1] (仮)日本にバイオアッセイを用いた排水管理は根付くのか?
17:00~17:15  質疑応答・本日の実習のまとめ・明日の予定確認
17:15~ 懇親会(研究所内)
【2日目】 12月15日(木)
10:00~11:00  [座学] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の観察方法
 [実習] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の観察
11:00~12:00  [実習] ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の観察
12:00~13:00 昼食
13:00~13:45  [実習] ニセネコゼミジンコを用いた飼育操作の実施
13:45~15:15  [座学] ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の統計解析
15:15~15:30 休憩
15:30~17:00  [講義] (仮)試験生物種としてのセスジユスリカとGLP制度の課題と展望について
   (仮)農薬のリスク評価の最新動向
   (仮)化学構造から生態毒性は推定できるのか。QSARはどこまで進んだか。
17:00~17:15  質疑応答・本日の実習のまとめ・明日の予定確認
【3日目】 12月16日(金)
9:30~10:00  [実習] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験の観察(試験終了)
10:00~11:15  [実習] ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の換水
11:15~12:00 見学 実験室の案内と器具の説明
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30  [座学] セスジユスリカを用いた遊泳阻害試験結果の統計解析
14:30~14:50 質疑応答・アンケートの実施
14:50~15:00 閉会の挨拶

参加申込み方法


*申込み受付を終了致しました*


参加受付期間

  参加受付期間 : 平成28年10月3日(月)~10月31日(月)
  参加証送付 : 11月4日(金)までに電子メールにて送付いたします。


問い合せ先

 国立研究開発法人国立環境研究所 環境リスク・健康研究センター
 生態毒性研究室生態影響試験実習セミナー事務局
 担当:渡部(わたなべ)、山本(やまもと)
 Tel: 029-850-2864
 メール