• ひろばHOME
  • アーカイブ集(Meiのひろば)
  • ひろば案内

図書館


用語集:               や    わ  AZ  


た行

ダイオキシン類、毒性等価量(TEQ)

塩化ダイオキシン(PCDD)、塩化ジベンゾフラン(PCDF)、PCBのうち平面構造をとるコプラナーPCB(Co-PCB)を総称してダイオキシン類と呼んでいます。ダイオキシン類は、塩素の入る位置と数によって多くの異性体が存在します。それらの存在量や毒性を個別に表すのは大変煩雑であるので、アリルハイドロカーボン(Ah)レセプターという受容体を介して、その作用を及ぼすという共通の作用メカニズムをもつ化合物については、一番毒性の強い 2,3,7,8-四塩化ジベンゾパラジオキシン(TCDD)を1として、それに対する相対的な毒性の強さ、毒性等価係数(TEF)が定められています。環境中のダイオキシン類は単独の物質として存在していることはまれで、多くの場合、混合物として存在しています。混合物としてのダイオキシン類の量は、個々の化合物のTEFに存在量をかけたものの和、毒性等価量(TEQ)として表されます。

大統領令13045

1997年に大統領令13045「環境中の健康と安全リスクからの小児の保護」が発令され、小児の環境保健と安全に関する作業部会が組織されるとともに、研究プロジェクトが発足。これにより、米国環境保護庁(EPA)や米国国立環境衛生科学研究所は小児の環境保健と疾病予防に関する研究プロジェクト(のちの National Children's Study)を立ち上げた。また、米国保健福祉局環境有害物質・特定疾病対策庁は小児に特異的な感受性とばく露・健康影響を重点課題とした研究を実施することで、小児の環境保健に関する科学的知見の収集を開始した。

体内負荷量

外部より負荷され、実際に体内に存在する化学物質の量。化学物質の健康への影響は、曝露濃度あるいは1日当たりの摂取量で評 価されることが一般的ですが、体内に存在する量(体内負荷量)をもとに評価したほうがよい場合があります。体内負荷量は、物質の吸収、代謝、排泄(半減期)などの特性によってモデル化することができ、ダイオキシンのように難分解性で排泄速度の 遅い物質の長期毒性は、時間とともに体内に存在する量が増加する(蓄積する)ことから、体内負荷量で評価することが適切であるとされています。

多元的様式分子画像化

代表例としては陽電子放射断層撮影(PET:Positron Emission Tomography)装置と磁気共鳴画像装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging system)とを組み合わせて、分子の画像化を行ったものがある。

多動性障害

場にふさわしくない多動を示す行動異常。現代では、注意欠陥多動性障害や自閉症の患者に見られる。

地球サミット

・UNCED(United Nations Conference on Environment and Development
「環境と開発に関する国際連合会議」
 1992年6月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された、環境と開発に関する国際会議。一般には地球サミットともいう。(10年後に開かれた「持続可能な開発に関する世界首脳会議」も、併せて「地球サミット」と呼ばれる。)この会議には約180か国が参加し、100か国余の元首、首脳が自ら出席するなど、史上かつてないほどハイレベルかつ大規模な会議となった。この会議では「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」の署名が開始されるとともに、「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言」(リオ宣言)、「アジェンダ21」及び「森林原則声明」などの文書も合意された。
・WSSD(World Summit on Sustainable Development
「持続可能な開発に関する世界首脳会議」
持続可能な開発の分野における国際的取組の行動計画として「アジェンダ21」が採択された1992年の国連環境開発会議(地球サミット・リオデジャネイロにて開催)から10年目を迎え、同計画の実施促進や新たに生じた課題等について議論することを目的に、2002年8月・9月にヨハネスブルグ(南アフリカ)で開催された会議。会議の成果として持続可能な開発を進めるための各国の指針となる包括的文書である「実施計画」、首脳の持続可能な開発に向けた政治的意志を示す「持続可能な開発に関するヨハネスブルグ宣言」が採択された。

テストステロン

精巣から産生分泌される代表的なアンドロゲン。

同定

目的の化学物質が何であるかを明らかにすること。

トキシコゲノミクス(toxicogenomics

トキシコロジー:toxicology(毒性学)とゲノミクス:genomics(ゲノム科学)を合成した造語。化学物質がヒトや生物に及ぼす毒性を遺伝子や蛋白質レベルで解析し、評価、それを未然に防止することを研究する分野。

毒性等価量(TEQ)、ダイオキシン類

塩化ダイオキシン(PCDD)、塩化ジベンゾフラン(PCDF)、PCBのうち平面構造をとるコプラナーPCB(Co-PCB)を総称してダイオキシン類と呼んでいます。ダイオキシン類は、塩素の入る位置と数によって多くの異性体が存在します。それらの存在量や毒性を個別に表すのは大変煩雑であるので、アリルハイドロカーボン(Ah)レセプターという受容体を介して、その作用を及ぼすという共通の作用メカニズムをもつ化合物については、一番毒性の強い 2,3,7,8-四塩化ジベンゾパラジオキシン(TCDD)を1として、それに対する相対的な毒性の強さ、毒性等価係数(TEF)が定められています。環境中のダイオキシン類は単独の物質として存在していることはまれで、多くの場合、混合物として存在しています。混合物としてのダイオキシン類の量は、個々の化合物のTEFに存在量をかけたものの和、毒性等価量(TEQ)として表されます。

ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System

体内の薬物分布を量的・空間的・時間的に制御し、コントロールする薬物伝達システムのこと。薬物輸送(送達)システムとも呼ばれる。

トール様受容体リガンド

トール様受容体(動物の細胞表面にある受容体タンパク質で、種々の病原体を感知して自然免疫を作動させる機能を持つ)によって、認識される細菌表面のリポ多糖(LPS)、リポタンパク質、べん毛のフラジェリン、ウイルスの二本鎖RNA、細菌やウイルスのDNAに含まれる非メチル化CpGなどをいう。

ページ
Top