独立行政法人国立環境研究所
環境リスク研究センター

生態影響試験に関する標準機関機能の整備>第2回生態影響試験実習セミナー参加者募集のご案内

第2回生態影響試験実習セミナー参加者募集のご案内

※本セミナーは終了致しました※
多数のご参加、誠にありがとうございました.


 日時
2012年5月30日(水)、31日(木)、6月1日(金)の3日間
30日、31日:10:00〜17:00、1日:10:00〜15:00
 場所
(独)国立環境研究所 環境リスク研究棟
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
 定員
20名
 
 対象者
事業所排水の生態影響評価を行う
WET(Whole effluent toxicity)等のために、
生態影響試験の導入を目指している
地方公共団体の環境研究所、企業、大学等の方
参加費・
テキスト代
無料
(宿泊費・交通費は自己負担でお願いいたします)
 主催
(独)国立環境研究所 環境リスク研究センター


開催の趣旨

 日本では現在、化審法や農薬取締法において、化学物質の生物影響を評価するために、藻類や甲殻類、魚類などを用いた生態影響試験が導入されています。そして今後も、新規化学物質、事業所排水や環境水(河川・湖沼など)を対象に、生態影響試験法の需要は増加していくと考えられます。
 生態影響試験は比較的導入が容易く、結果の解釈が明解ですが、試験者によって得られるデータの質に大きなばらつきが出ることがあります。原因として、試験法のガイドラインに記されていない、飼育や試験のノウハウが結果の良好性を大きく左右することが挙げられます。また、機器分析等に比べて生態影響試験法の標準化が遅れていることも一因でしょう。ノウハウの共有や標準化に向けて、経験者の直接指導による基本的な操作技術の修得、必要な設備・器具等の整備、安定的な試験生物の入手など、情報の共有化をはかることが重要です。国内ではまだ、生態影響試験を実施できる機関が限られているため、まずは生態影響試験法を普及・啓発していく必要があります。さらに化学物質管理に役立つ生物影響のデータベースを充実させるために、標準化によって試験結果の精度や信頼性を向上させることが必要不可欠です。
 当センターでは、これまで様々な生態影響試験法の作成や、これを用いた化学物質等の評価を実施してきました。これらの経験を生かし、昨年度より “生態影響試験に関するレファレンスラボラトリー” として、生態影響試験に係る技術等の普及・啓発、国内の技術的な基盤の向上および環境リスク評価に用いられるデータの信頼性および精度の向上への取り組みを開始しました。その活動の一環として、生態影響試験の基礎的な知識や技術の普及を図り、試験機関の整備を援助することを目的とした、生態影響試験実習セミナーを昨年度より開催しています。参加対象者として、事業所排水の生物影響評価を行うWET(Whole effluent toxicity)等のために、生態影響試験の導入を目指している地方公共団体の環境研究所、企業、大学などを想定しています。第1回生態影響試験実習セミナーは昨年10月20、21日に開催され、様々な分野から約30名の参加者が集まりました。本年度は年2回の開催を予定しており、この度、第2回実習セミナーの参加者を下記の通り、募集いたします。

実習セミナーの概要

 前回に引き続き、甲殻類のミジンコを用いた生態影響試験を2種類取り上げます。1つは、カナダ環境省や米国環境保護庁および日本版WETで用いられる予定のニセネコゼミジンコ(Ceriodaphnia dubia)の短期慢性繁殖影響試験、もう1つは、OECDテストガイドライン202であり、化審法にも導入されている、オオミジンコ(Daphnia magna)の急性遊泳阻害試験です。今回は期間を3日間とすることで、ニセネコゼミジンコを用いた繁殖影響試験についても試験の一部を実施し、オオミジンコ遊泳阻害試験について解析まで取り扱うなど、より実習と座学の充実を図ります。
 実習セミナーの主な内容は以下の通りです。

  1. ニセネコゼミジンコの繁殖影響試験法およびオオミジンコの遊泳阻害試験法の解説
  2. 試験生物の飼育方法や試験に関わる基本的な操作技術の指導
  3. 生態影響試験に必要な設備、器具等の紹介
  4. 生態影響試験に関わる質問、相談受付

プログラム

      (プログラムは予告なく変更する場合がありますので予めご承知おきください)

   
 日時 内容
【1日目】 5月30日(水)
10:00〜10:20 セミナー開催趣旨、概要の説明
10:20〜12:00 座学 (1) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の概要
 実習 (1) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の開始
12:00〜13:00 昼食
13:00〜13:30 座学 (2) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の注意点
13:30〜16:30 座学 (3) ニセネコゼミジンコの飼育方法
 実習 (2) ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の準備
 座学 (4) ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の概要
16:30〜17:00 生態影響試験に関わる質問、相談受付
【2日目】 5月31日(木)
10:00〜11:00 見学 実験施設の見学・器具等の紹介
11:00〜12:00 実習 (3) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の観察
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:00 実習 (4) ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の開始
16:00〜17:00 座学 (5) ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の注意点
17:00〜 懇親会
【3日目】 6月1日(金)
10:00〜11:00 実習 (5) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の終了
11:00〜12:00 実習 (6) ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験の観察
12:00〜13:00 昼食
13:00〜14:30 座学 (6) オオミジンコを用いた遊泳阻害試験の解析・講評
14:30〜15:00 質疑応答・アンケートの実施

参加申込み方法


*申込み受付を終了致しました。*


各団体につき参加者は2名までとさせていただきます。定員20名を超過した場合は、生態影響試験の経験等を考慮した上で参加者を決定させていただきます。
 採用通知 : 5月8日(火)(メールにてお知らせいたします)


報道発表資料その他

国立環境研究所 記者発表 >国立環境研究所ホームページ 報道発表ページ
国立環境研究所 セミナー案内 >国立環境研究所ホームページ 案内ページ


問い合せ先

独立行政法人国立環境研究所 環境リスク研究センター レファレンスラボラトリー事務局
担当:渡部(Tel: 029-850-2864)、鑪迫(Tel: 029-850-2887)
メールアドレス