独立行政法人国立環境研究所
環境リスク研究センター

生態影響試験に関する標準機関機能の整備>第1回生態影響試験実習セミナー参加者募集のご案内

第1回生態影響試験実習セミナー参加者募集のご案内

※本セミナーは終了致しました※
多数のご参加、誠にありがとうございました.


日時
2011年10月20日(木)、21日(金)の2日間
20日:10:00〜17:00、21日:9:00〜15:00
場所
(独)国立環境研究所 環境リスク研究棟
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
定員
20名
参加費・
テキスト代
無料
(宿泊費・交通費は自己負担でお願いいたします)
主催
(独)国立環境研究所 環境リスク研究センター


開催の趣旨

 現在化審法や農薬取締法において、藻類や甲殻類、魚類などを用いて化学物質の生物影響を評価する試験が導入されるなど、日本でも生態影響試験を用いた手法が広く知られるようになりましたが、今後新興汚染物質、事業所排水や環境水(河川・湖沼など)を対象に、生態影響試験法の需要は増加していくと考えられます。
 生態影響試験は比較的導入が容易く、結果の解釈が明解ですが、試験者によって得られるデータの質に大きなばらつきが出ることがあります。それは試験法のガイドラインには掲載しきれない、飼育や試験のノウハウが結果の良好性を大きく左右するなど、機器分析等に比べて生物試験法の標準化が遅れているのが一因と考えられます。標準化を行うためには、経験者の直接指導による基本的な操作技術の修得、必要な設備・器具等の整備、安定的な試験生物の入手など、試験者間で情報の共有化をはかることが重要です。国内ではまだ生態影響試験を実施できる機関が限られていますが、今後生物試験法を普及・啓発し、さらに化学物質管理に役立つ生物影響のデータベースを充実させるために、標準化によって試験結果の精度や信頼性を向上させることが必要不可欠です。
 当センターでは、これまで様々な生態影響試験法の作成やこれを用いた化学物質等の評価を実施してきた経験を生かし、今年度より“生態影響試験に関するレファレンスラボラトリー”として、生態影響試験に係る技術等の普及・啓発、国内の技術的な基盤の向上および環境リスク評価に用いられるデータの信頼性および精度の向上への取り組みを開始します。その一環として、今年度は、事業所排水の生物影響評価を行うWET(Whole effluent toxicity)など、生態影響試験の導入を目指している地方公共団体の環境研究所、企業、大学などを対象に、短期実習セミナーを開催し、まずは生態影響試験の基礎的な知識や技術の普及を図り、試験機関の整備を援助します。

実習セミナーの概要

 第一回目の実習セミナーでは、甲殻類のミジンコを用いた生態影響試験を2種類取り上げます。1つは、カナダ環境省や米国環境保護庁および日本版WETで用いられる予定のニセネコゼミジンコ(Ceriodaphnia dubia)の短期慢性繁殖影響試験、もう1つは、OECDテストガイドライン202であり、化審法にも導入されている、オオミジンコ(Daphnia magna)の急性遊泳阻害試験です。藻類や魚類の試験法についても次回以降取り上げていく予定です。
 実習セミナーの主な内容は以下の通りです。

  1. ニセネコゼミジンコの繁殖影響試験法およびオオミジンコの遊泳阻害試験法の解説
  2. 試験生物の飼育方法や試験に関わる基本的な操作技術の指導
  3. 生態影響試験に必要な設備、器具等の紹介
  4. 生態影響試験に関わる質問、相談受付

プログラム(予定)

日時内容
【1日目】 10月20日(木)
10:00〜10:30セミナー開催趣旨、概要の説明
10:30〜12:00【ミジンコを用いた生態影響試験方法の講義・見学】
 ニセネコゼミジンコを用いた繁殖影響試験およびオオミジンコを用いた遊泳阻害試験について、試験方法の概略、重要な点などの解説。
 実際に試験を行っている施設の見学。
13:00〜14:00【オオミジンコの飼育方法、試験方法に関わる基本的な操作技術の習得】
 給餌や換水方法、試験個体の選別など。
14:00〜15:30【オオミジンコ遊泳阻害試験の実施】
 実際に化学物質等を用いた遊泳阻害試験の実施。
15:30〜16:00【生物の購入方法、必要な設備、器具等の紹介】
 生態影響試験導入に必要な機器、器具等の購入について、メーカーや素材の違いについて。オリジナル器具の入手先。
16:00〜17:00【生態影響試験に関わる質問、相談受付】
【2日目】 10月21日(金)
9:00〜12:00【ニセネコゼミジンコの飼育方法、試験方法に関わる基本的な操作技術の習得】
 個別飼育方法の実習、模擬試験系を用いた産仔数の計測実習など。
13:00〜14:45【オオミジンコ遊泳阻害試験結果の観察】
 前日に開始した遊泳阻害試験の24時間後の観察実習。
14:45〜15:00【まとめと終了の挨拶】

 *プログラムの内容は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。


参加申込み方法


*申込み受付を終了致しました。*


    各団体につき参加者は2名までとさせていただきます。定員20名を超過した場合は、参加希望理由を考慮した上で参加者を調整させていただきます。
       参加決定通知 : 9月20日(火)(メールにてお知らせいたします)


報道発表資料その他

国立環境研究所 記者発表 >国立環境研究所ホームページ 報道発表ページ
国立環境研究所 セミナー案内 >国立環境研究所ホームページ 案内ページ


問い合せ先

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