去る7月26日(土)に、2008年度の国立環境研究所の一般公開(「夏の大公開」)が開催され、おかげさまで、4,627名の方にお越しいただきました。ありがとうございました。楽しみながら、環境に関するさまざまな問題を知り、学んでいただくきっかけになりましたら、幸いです。5,000名近い方においでいただく「夏の大公開」ですが、今年は公共交通機関をご利用いただいた方が多かったようで、このことにも、所員一同、とても喜んでおります。
環境リスク研究センターでは、環境リスク棟で
「化学物質の安全性評価に使われている水生生物を知ろう」や
「化学物質と健康のつながりを知ろう!- 君の家の中、まわりの化学物質を知ろう-」のほか、
「サメやタコのタッチプール」、「驚異のヌタウナギ・ショー」 (タッチプールもヌタウナギ・ショーも、京急油壺マリンパークのご協力による)、
「東京湾の魚貝類と環境:貧酸素の世界とは?-水槽と標本、パネルの展示」、「貧酸素条件下での魚介類の行動の観察-のぞいてみよう!貧酸素の世界-」、「環境リスクを考えてみよう-環境リスク研究センターにおける研究・活動の紹介-」という企画・展示が行なわれました。また、ナノ棟では
「君も、あなたも動物のお医者さんになろう!(ちょう診器で心臓の音をきいてみよう!健康影響の実験で使われる動物の特徴を調べてみよう。)」、大山記念ホールでは
「日本のクワガタムシ・外国のクワガタムシ(クワガタムシの展示)」が、それぞれ、行われました。いずれも、子供たちを中心に大盛況でした。
環境リスク棟には、今年もたくさんの方においでいただきましたので、感謝の気持ちでいっぱいです。一方、アイロンプリントや景品などが品切れになった点や窮屈であった点をお詫び致します。
一昨年からご好評をいただいております“
サメ(ドチザメとネコザメ)と
タコ(マダコやイセエビ、サザエ、ヒトデ、ナマコなど)のタッチプール”に、今年は
アカエイと
サカタザメ(ともにエイの仲間)が加わり、
ヌタウナギも来てくれました。
ヌタウナギには違和感を覚えた方もおられたかもしれませんが、東京湾の湾口部などの少し深い海に暮らしている、無顎類という仲間です。無顎類は円口類とも呼ばれ、原始的な魚類、あるいは
ナメクジウオなどの脊索動物(頭索類)と魚類の中間に位置すると考えられる生き物です。敵に襲われるなどした際に体表のヌタ腺から大量の粘液(ヌタ)を出し、それが海水に触れるとゼラチン状になるため、敵は動きを遮られます。このため、ヌタの分泌は敵から身を守る手段と考えられています。そんな
ヌタウナギの“必殺技”に多くの子供たちが歓声を上げ、目を輝かせていたことが印象的でした。多様な生き物が暮らす現在の環境を守り、次の世代に受け継いでいかねば、と想いを新たにしています。
〜環境リスク研究センターの企画&催し〜 当日の様子!
1. 「化学物質の安全性評価に使われている水生生物を知ろう」
2. 「化学物質と健康のつながりを知ろう!」- 君の家の中、まわりの化学物質を知ろう
「発見ゲーム」
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見つかるかな?
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答えを記入しよう.
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3. 「サメやタコのタッチプール」
ドチザメ博士
「エイのトゲは抜いたよ!」
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ドチザメ・ネコザメ・
アカエイ・サカタザメ
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マダコ・イセエビ・サザエ・
ヒトデ・ナマコなど
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驚異のヌタウナギ・ショー
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「わ〜、ぬるぬる!ヌタウナギ、顔は怖いし、触ると出てくる粘液が、でろでろしてる〜。」
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4. 「東京湾の魚貝類と環境:貧酸素の世界とは?」(水槽と標本、パネルの展示、及び貧酸素条件下での魚介類の行動の観察(実演))
ドチザメ博士、貧酸素の説明
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貧酸素(低酸素濃度)の世界
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東京湾の魚介類の標本
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東京湾の魚介類の水槽展示
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5. 「環境リスクを考えてみよう」(環境リスク研究センターにおける研究・活動の紹介)
「定量的構造活性相関による生態毒性予測手法の開発」
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「淡水生態系を保全しよう!」
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「化学物質の曝露時期で
規定されるラット行動特性」
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6. 「君も、あなたも動物のお医者さんになろう!(ちょう診器で心臓の音をきいてみよう!)健康影響の実験で使われる動物の特徴を調べてみよう。)」
ふれあい
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モルモットを抱っこしてみよう!
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ウズラとウズラの卵
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動物のお医者さん!
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心臓の音、聞こえる? (動物博士「記念写真はこちら」)
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7. 「日本のクワガタムシ・外国のクワガタムシ(クワガタムシの展示)」
カブトムシの展示
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クワガタムシの展示
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Dr.ゴカー
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マルハナバチとクワガタの標本
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