国立環境研究所で行われている研究内容を一般の方にご紹介する「夏の大公開」が7月23日(土)に開催されました。
当日は台風の影響が心配されましたが、幸いにも晴天に恵まれ、かつ連日の猛暑も中休みで絶好の日和となりました。今年は残念ながら、つくバスが利用できなくなってしまいましたが、例年通りつくば駅やひたち野うしく駅と研究所の間を無料循環バスが運行し、多くの方にご利用頂きました。また、自転車でご来所された方も多くいらっしゃいました。自家用車のご利用を控えてご来場下さった皆様に御礼申し上げます。
来場者数は3,811人となり、一昨年および昨年に比べて増加しました。好天に恵まれたこともありますが、去る3月11日の東日本大震災による環境の変化が生じたことを受けて、一般の方の環境に対する関心が高まったことも一因ではないかと思います。こうした背景のもと、環境リスク研究センターでは、「震災復興支援の紹介」を企画し、津波被災地域における大気や避難所屋内空気の調査や被災地における水質調査についての紹介と研究機器の展示を行い、来訪者の方から色々なご意見やご質問を頂きました。
この他に、環境リスク研究棟で「サカナって不思議〜いろんな生き物を育む海に想いを巡らしてください」「水生生物を観察してスケッチしてみよう!」「環境中から化学物質をみつけよう!」、RI・遺伝子工学実験棟で「遺伝子導入動物で有害な化学物質を検出する」、ナノ粒子健康影響実験棟で「空気中の粒子(チリ)を見てみよう」「ナノ棟設備紹介」の企画が開催されました。環境リスク研究棟や他の会場には、夏休みに入ったばかりの子供たちを連れた方が多く訪れ、生き物との触れ合いや、クイズ、ゲームや体験型イベントに親子で熱中し、棟内には熱気と歓声が途絶えることがありませんでした。また、「環境リスク研究センターの紹介」では、これまでの最新研究成果の紹介、そして環境リスク研究センターが今後進めていく研究についてのポスターを掲示し、幅広い年代の来場者の方からたくさんのご質問を頂き、研究者との間で活発な議論が行われました。
ご来場頂いた方々がイベントを通して、楽しみの中から私たちが伝えたかった環境問題についてのメッセージを受け取って頂けたなら、これほど嬉しいことはありません。最後に改めてご来場頂いた方々に厚く御礼申し上げます。皆様から頂いたご意見は、私たちの今後の研究活動の励みとなります。今年いらっしゃらなかった方をお誘いの上、来年も是非ご来場下さい。心よりお待ちしております。
2011. 7. 23 夏の大公開
〜環境リスク研究センター関連の企画&催し〜
〜環境リスク研究センターの企画&催し〜当日の様子〜
