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研究分野

環境リスク研究分野

環境リスク研究分野について

 環境リスクとは、環境要因が人の健康や生態系に有害な影響を及ぼすおそれのことです。今、この環境リスクを低減し、安心が確保されている社会の実現が国際的にも求められています。環境リスク分野では、代表的な環境因子である環境中に存在する化学物質に焦点をあてます。この化学物質のリスク低減を目指して、2002年に南アフリカのヨハネスブルグで開催された「持続的開発のための首脳会議」では、2020年までに「人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で化学物質が使用・生産されること」(WSSD2020年目標)を達成できるよう各国が行動することが約束されました。わが国でも、人の健康や生態系に与えるリスクの全体を把握し、大きなリスクを取り除くための施策の推進が始まっています。この施策を推進するには、化学物質等の未解明なリスクや脆弱な集団に対するリスクを評価して管理に役立てる手法を確立し、化学物質による環境リスクの管理を一層徹底することが必要です。環境リスク研究分野では、環境リスク評価・管理をより高度なものとするために、生態影響試験法の開発、理論化学・情報科学に基づく化学物質の毒性予測手法の開発、曝露経路及び動態の解明と曝露評価法構築、化学物質の環境経由の曝露・影響実態の把握手法の開発、影響評価に資する機構解明と生態リスク評価法構築、有害性評価に資する機構解明と健康リスク評価法構築、環境リスクに関する政策・管理に関する研究、リスクコミュニケーションに係る研究や環境リスクに関する情報整備等を統合的に推進します。

 環境リスク研究センターは、緊急かつ重点的な課題に対応するための重点研究プログラム「化学物質評価・管理イノベーション」、長期的な取り組みが必要な「環境研究の基盤整備」、政策ニーズを踏まえた「環境施策に資する基盤的な調査研究」、および、「研究室で実施する基盤的な調査研究」からなる研究、また、リスク評価の実施などの実践的な取り組みを進めることにより環境リスク研究分野を担います。さらに、震災対応研究など分野を横断する研究を実施します。


「環境リスク研究分野の概要」図