外来種(がいらいしゅ)
もともとはその地域(ちいき)にすんでいなかったが、人間が放(はな)したり、船の底についたり、輸入(ゆにゅう)された食糧(しょくりょう)などといっしょに運ばれたりして、すむ場所を広げた生き物。本来の生態系をこわしてしまう(アライグマ、マングースなど)。

湿地の生態系(しっちのせいたいけい)
川、湖、沼(ぬま)、池、湿原(しつげん)、田、干潟(ひがた:海水がひくとあらわれる土地)、浅い海などの水の少ない部分を湿地という。湿地は水鳥のエサ場や休息地として大切なだけでなく、水遊びや漁業の場として人間にもとても大切です。しかも、湿地にすむ生き物には、汚(よご)れた水をきれいにする力があることがわかってきた。

外来魚(がいらいぎょ)
ブラックバス(オオクチバス)やブルーギルはもともと日本にはいなかった魚で、北アメリカにすんでいたものが、日本に移入(いにゅう)され、つりの魚として全国に広がった。日本の川や湖に昔からすんでいるコブナやワカサギなどを食べてしまい、生態系のバランスがくずれると問題になっている。

底生生物(ていせいせいぶつ)
川、海、湖などの底のほうにすむ生物。川や湖にすむものとしては、タガメやゲンゴロウなどの水生昆虫(すいせいこんちゅう)、海にすむものとしては、ヒトデやナマコや貝類などが代表的。

遺伝子組み換え生物(いでんしくみかえせいぶつ)
病気にならない、早く育つなど、目的にあった性質にするために、いろいろな方法で遺伝子の情報を人工的に書き直して作られた生物。農作物の場合、人間がそれを食べても絶対に安全かどうかがまだはっきりとしないなど問題になっている。