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Ⅲ 知的研究基盤の整備事業
1.スペシメンバンキング、レファランスラボ、細胞・遺伝子保存

研究の概要

環境研究者の研究開発活動を安定的かつ効果的に支える知的基盤として、(1)環境標準試料の作製と分譲、 (2)分析の精度管理、(3)環境試料の収集と長期保存、(4)絶滅危惧生物の細胞・遺伝子を保存し、保存する試料をより広範に活用するための先端的技術開発を行い、(5)環境微生物の収集・保存と分譲を行うことで、環境分野における物質及び生物関連のレファレンスラボラトリー(RL:環境質の測定において標準となる試料や生物および手法を具備している機関)としての機能の整備と強化を図る。

[外部研究評価委員会事前配付資料 (PDF 471KB)]

実施体制/研究の目的/研究予算/ 平成18〜22年度の実施概要とその成果/平成22年度の実施概要とその成果/ 目標・目的の達成度と自己評価/誌上発表及び口頭発表

外部研究評価委員会による年度評価/事後評価の平均評点

平均評点  4.1点(五段階評価;5点満点)

外部研究評価委員会の見解

[現状評価]

環境標準物質作成と頒布は環境計測の信頼性を確保するために、またスペシメンバンキングによる環境試料の収集と保存は環境データの過去・現在・未来をつなぐ基盤として重要である。いずれも地道な仕事であるが、継続的に努力されたことは、研究所として大きな成果である。

[今後への期待、要望]

本事業は、環境研究のレファランスとして対外的にはその存在意義を示すことができるので、研究所として長期的に継続されることを期待する。ただし、このようなレファレンス事業は国際性が重要であるので、今後は国際共同研究にも取り組んでいただきたい。

対処方針

第3期中期計画期間では、所内外の状況の変化の結果、予算的、人的な制約が厳しくなってきているが、所内外の機関・関係者の協力を得て築きあげてきたレファランスラボ事業を、色々な工夫をして、継続していきたい。また、今後は、収集・保存してきた環境試料の活用研究や国内外の関係機関・研究者との共同研究にも展開していきたい。

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