私たちを取り巻く環境中に存在する化学物質はどれ程の有害作用を示しうるのでしょうか。この問題は人の健康と環境の関係を考えるときに重要です。そこで、水中に存在する化学物質の変異原性(遺伝子突然変異を引き起こす性質)を検出するための遺伝子導入ゼブラフィッシュ(熱帯魚の1種)の開発を計画しました。すでに私たちは変異原検出用のモニター遺伝子が組込まれたゼブラフィッシュを作成し、さらにこの遺伝子導入魚を用いた変異原性試験法の開発を進めています。現在、実際の環境水中に存在する化学物質であるベンゾピレンなどの変異原性が、この魚の胚を用いて検出できることを確認しています。

また、大気中の化学物質が示す変異原性を、同様なモニター遺伝子を組込んだ遺伝子導入ラットやマウスを用いて検出することを計画しています。私たちはすでに、ディーゼル排気の変異原性を遺伝子導入ラットを用いて検出しています。

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