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 10月1日に地球環境研究センターが発足したことにより、7月1日付で実施された研究所の組織改革、名称変更が完了した。新しい皮袋が用意されたわけではないため、古い皮袋に合わせる努力がなされている。しかも、頭の方は新しくしなければならない。研究員の平均年令は、国立公害研究所が発足した当時と比べれば随分と高くなっている。世間で高齢化社会に移行しているのと同じである。研究には独創的なアイデアが必要であることはもちろんであるが、地球環境を考えるとき、豊かな自然が残っていた過去のことを知っており、人間活動を自然の営みの中でとらえる感性を備えていることも重要である。平均年令が上がった分だけ経験も豊富になっており、これを生かして新たな研究対象を設定し、地球環境を生命体全てのために守る道を見いださなければならない。

 本ニュースは国立環境研究所ニュース編集ワーキンググループと改称された委員会において、鈴木和夫(主査)、大政謙次、高松武次郎、竹内延夫、中杉修身、中野安則、渡辺和夫、松井文子(事務局)の8名が編集にあたっている(KTS)。