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ホーム > 刊行物 > 国立環境研究所ニュース > 8巻 > 1号 (1989年4月発行) > 情報の流れの良し悪し

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新たなる時代に向けて
国公研は平成元年3月15日に15周年を迎えた。環境問題と研究所を取りまく状況も大きく変わろうとしているこの時期に、研究所の各部長に15周年の感慨や将来志向を記して頂いた。
なお、4月1日より松下秀鶴氏,村岡  浩爾氏,横山栄二氏は併任の期間を終えられ、それぞれ本務の専任になられました。

情報の流れの良し悪し
村岡  浩爾

水は高きから低きに流る、水理学の始めにこう習うのだが、情報もポテンシャルの高い方から低い方へ常に流れているのだろうか。情報にも質と量があるから、それらを掛け合わせたものがポテンシャルで、ポテンシャル勾配Tに比例してメディアを流れる情報量Qが決まる。すなわち、

Q=I/k

であって、kがメディアの抵抗係数である。

国公研ができて15年になるが、そのうち12年間を過ごしてきた私には、明るい時期もあったし暗い時期もあった。それがどうも情報の流れの良さ悪さに関係しているように思われる。ある特別研究が全然進まないときがあった。指揮権がどこにあって誰との合意でそんな言動が生ずるのか、研究費がこっちに来ないでどうしてあっちへ行ってしまうのかなどがあって、情報の流れが実に妙であった。きっとメディアの抵抗係数が大きく、しかも値が一様でなかったのであろう。

一方、予算が少なくても施設が老朽化していても、情報がしっかり流れていると、研究生活は意外に安定していると感ずることが幾度かあった。いわゆる情報交換がスムーズで、みんな良い判断ができたのだろう。現在検討が進んでいる国公研の研究体制の改革も、情報の流れの良さが基本になるのではないか。メディアの抵抗係数が小さく、かつ一様であって、みんなが同じレベルの情報を得て知識を出し合うのが良いと思う。

(むらおかこうじ、水質土壌環境部長)


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