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2021年6月30日

「春のオープンキャンパス 2021 
環境のことを考える日」開催報告

行事報告

一般公開分科会事務局

 国立環境研究所では、毎年春に一般公開を開催して参りましたが、2020年度はコロナ禍の影響もあり開催を断念せざるを得ませんでした。そこで2021年度は「春のオープンキャンパス2021 環境のことを考える日」と題して、新たなスタイルでYouTubeを利用したオンライン開催を4月17日に行いました。今回は研究者と大学生、高校生、ゲストを交えた参加者が「どうする、“ポスト・プラスチック社会”?」をテーマに、視聴者と一緒に考える対話イベントや、霞ヶ浦の魚についての研究紹介、国立環境研究所への就職を考えている方々に向けて、実際に働いている事務職員へのインタビューなど、バラエティに富んだ3つのイベントを企画しました。

 「どうする、“ポスト・プラスチック社会”」をテーマとした対話型イベントでは、プラスチック問題が解決された未来の社会について、ゲストに漫画家の山田玲司さんを迎え、日頃からサークル活動などで環境問題に関心を持って取り組んでいる大学生や高校生とともに、弊所の研究者を交えて語り合いました。環境問題に造詣が深い山田さんの熱い言葉に、参加した大学生、高校生、研究者はもとよりチャットにて参加した多数の視聴者を巻き込んで、熱のこもった意見交換ができ、とても有意義なイベントとなりました。

 研究紹介では「霞ヶ浦の魚を調べる~水中のDNAからのアプローチ~」と題して、実際の霞ヶ浦での調査のやりかた、その分析手法など普段はお見せできない研究の現場について紹介しました。春の一般公開では、動画による研究紹介は初めてだったこともあり、こちらもチャットを通じて視聴者より質問が寄せられ、皆様方の関心の高さを知ることが出来ました。

 また、「国立環境研究所へようこそ」と題した事務職員へのインタビュー動画も配信しました。研究所の組織を支える事務職員6名にスポットをあて、それぞれの国立環境研究所で働くことへの思いを一問一答形式で紹介しました。弊所への事務職員として就職を考えている方々への一助となれば幸いです。

 今回は初めてのオンラインだけでの開催でしたが、多くの方々にご視聴いただけたことから、皆様の環境問題への関心の高さが窺える開催結果となりました。今後とも身近で親しみやすい研究所になれるよう、これからもこのような企画を開催していきます。

(あづま ひろし、企画部広報室 室長補佐)

春のオープンキャンパス2021のメインビジュアルの画像
図1 春のオープンキャンパス2021のメインビジュアル

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