ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

第2回地球惑星科学振興西田賞((公社)日本地球惑星科学連合)

  • 受賞者:
    谷本浩志(地球環境研究センター)
  • 受賞対象:
    対流圏オゾンおよび海洋性硫酸エアロゾルの生成過程の研究
  • 受賞者からひとこと:
     このたび、日本地球惑星科学連合から第2回地球惑星科学振興西田賞をいただきました。本賞は、広く地球科学の分野で国際的に評価を得ている優れた中堅研究者を2年に一度表彰するものとして2014年に創設されたもので、今回10人の受賞者の一人に選ばれたことを非常に光栄に思っています。受賞対象となった研究は「対流圏オゾンおよび海洋性硫酸エアロゾルの生成過程の研究」で、人為および生物プロセスが関与するグローバルな大気化学研究のうち、大気中オゾンの分布および変動やその原因の解明や、海洋表層でプランクトンが作る有機物に関する新たな生物化学プロセスの発見、といった素過程の理解を中心とした基礎的研究です。今後も、地球規模の環境変動を考える上で重要な大気化学研究を幅広く進めるとともに、国際的な大気化学研究の推進に貢献していきたいと思っています。

廃棄物資源循環学会奨励賞

  • 受賞者:
    稲葉陸太(資源循環・廃棄物研究センター)
  • 受賞対象:
    廃棄物資源循環分野に対する真摯な研究
  • 受賞者からひとこと:
     この度、廃棄物資源循環学会から奨励賞をいただきましたことを大変光栄に存じます。「廃棄物資源循環分野に対する真摯な研究を高く評価」していただいたのが授賞理由です。つい先日、同学会論文誌に投稿した論文が受理・掲載されました。また、同学会の研究発表会においても継続的に口頭発表を行ってきました。さらに、同学会の学術研究委員を約5年間務めさせていただきました。他には環境省や地方自治体の廃棄物関連の審議会等にも参加しており、こういった活動を総合的に認めていただいたのではないかと考える一方、論文の投稿数など学術活動と社会貢献は十分とはいえないため、叱咤激励の意味も込めて授与いただいたものと考えています。私は、資源循環や廃棄物管理のシステムを研究対象としながら、定性的な側面と定量的な側面とを同時に考え、「地域」と「バイオマス」を大きな2軸として研究活動を進めていきたいと考えています。途上ではございますが、ここまで私が研究活動を続けて来られましたのも関係各位のご指導・ご支援のおかげです。今回の受賞を励みにして、これからもより一層精進し、廃棄物資源循環分野、そして社会全体に対して最大限貢献して参ります。

第24回環境化学論文賞(一般社団法人日本環境化学会)

  • 受賞者:
    中島大介(環境リスク・健康研究センター)
  • 受賞対象:
    Mutagenic Activity of Airborne Particles in Center of Metropolitan Tokyo over the Past 20 Years (Journal of Environmental Chemistry, 26(1), 1-7, 2016)
  • 受賞者からひとこと:
     本論文は、都内の大気浮遊粉じんの変異原性の強さを20年間以上にわたって調査したものです。1980年から2002年までのデータが掲載されており、この20年間に大気汚染が改善してきた様子がはっきりと示されています。都内でハイボリウムエアーサンプラを使って定期的に採取し、-80℃の超低温冷凍庫で保存し続けている試料を用いて測定しました。この過去試料は、私がまだ小学生だった1978年に採取が開始されたもので、もちろん、私が始めたものではありません。多くの方がリレー方式でサンプリングに関わってきました。関係者の地道な努力と協力に、感謝と敬意を示したいと思います。
     このサンプリングは現在でも6日に一度、土日・祝日・盆正月に関係なく継続しており、まもなく40年目を迎えます。つくばでは半揮発性成分も加えたサンプリングを2006年から開始し、やっと10年を越えたところです。既に5,000日分以上の試料が、新たな物質や毒性の測定に備えて保存され続けています。

関連記事