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ホーム > 刊行物 > 国立環境研究所ニュース > 26巻 > 2号 (2007年6月発行)  > 研究所本館中庭のクスノキ


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【木漏れ日便り】
研究所本館中庭のクスノキ

研究所の敷地に入ってまっすぐ進むと研究本館に突き当たります。本館の中庭に植えられている木のなかで,一番大きいのがクスノキです(写真)。一年中葉をつけている常緑樹ですが,春に新しい葉を広げるとまもなく,去年の葉は落ちてしまいます。葉をちぎると独特の香りがしますが,その主成分は樟脳(しょうのう)です。日本の各地にクスノキの巨木があり,樹齢は1000年を越えるとも言われています。

ところで,クスノキに限らずしっかりと地面に根をはった木は丈夫です。少々暮らしにくい環境になっても,そうすぐには枯れません。森の木々が一斉に枯れてしまうようならよほどのことです。気候の変化で花が咲かない,芽生えが根付かないといったことがあっても,今生えている木が枯れるまでは森の変化は見えません。地球の温暖化が進むと森の木々にもさまざまな影響はあるはずですが,それがはっきりと見えてくるのはずいぶん先のことでしょう。5年,10年の観察で見えることは限られています。森の時間に合わせて息の長い研究が必要です。

(竹中明夫,生物圏環境研究領域)

研究所本館中庭のクスノキ

※新企画 「木漏れ日便り」は,紙面の割りつけ次第で不定期に掲載される埋め草記事です。植物を中心に,環境研構内の生き物の話題を写真を添えてお届けします。


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